セイモア・ダンカンやディマジオのハムバッカー・ピックアップでは、たいてい2種類の弦間隔に対応したモデルが準備されています。
では、実際どういう場合にどちらを選ぶのかを説明してくれているページがセイモア・ダンカンのwebサイトにありました。
Trembuckers vs Humbuckers: Guitar String Spacing Explained一部を機械訳したものを以下に置いておきます:
標準のハムバッカーのポールピースは、ブリッジピックアップ位置で高E弦の中心から低E弦の中心まで測定して、1.930インチ(49mm)の従来のギブソン弦間隔に従って構築されています。 しかし、トレモロブリッジ (特にフロイドローズ・スタイルのロックブリッジ、6ネジのビンテージタイプ、または2ポイントの支点ブリッジ)を備えたギターは、2.070インチ(52.6mm)の広い弦間隔になっているます。 これは、トレモロギター(または同じ弦間隔のピックアップ)用に設計されたピックアップでは、それぞれの弦の振動をより正確に拾うために、ポールピースの間隔を少し広げて配置する必要があることを意味します。 この問題に対する初期の解決策は、通常のハムバッカーをわずかに傾けて、少なくとも1つのポールピースが最も外側の弦のそれぞれを拾うようにすることでした。しかし、これは、より広い間隔のハムバッカーが開発されるまでの一時的な解決策でした。
これは、ブリッジ(トレブルと呼ばれることもあります)ピックアップの間隔にのみ適用されます。 弦がネック(またはリズム)ピックアップを通るまでに弦の間隔が狭くなっているため、ブリッジにギブソンまたはフロイドローズの間隔があるかどうかに関係なく、(訳注:ネック側では)ハムバッカーは適切な間隔になっています。 特定のギターに必要な間隔がわからない場合は、各E弦の中心から測定してください。間隔が2インチ(50mm)の場合は、ハムバッカーが必要です。間隔が2インチより大きい場合は、Trembuckerが必要です。
ということで、ハムバッカーの弦間隔はブリッジ側だけ気にすれば良いわけです。
Trembucker vs Humbucker (セイモア・ダンカン) または F-spaced vs Standard (ディマジオ)の選択の基準は6弦と1弦の中心距離が50mmであればHumbucker または Standardを選ぶ。それより大きい場合はTrembucker または F-spacedを選ぶということです。