ブレジネフ政権下で楽団を追い出された楽団員逹が音楽と人生を取り戻す物語。なのですが、予想外の展開に脱帽!
テーマとして重めになるところを、フランス映画らしいユーモアを埋め込んで仕上げているのも好感持てます。 パリに来ても、日銭を稼ぐことしか考えていない楽団員逹を集める「暗号」受信のあたりから、涙線が緩み始める。
ソリストの演奏演技も、表情も、とても自然で、ラスト12分間は目が離せません。 ラスト12分には演奏の盛り上がり以外に、謎が少しずつ明かされていくサスペンス的な山場もあって、満足度はとても高いですよ。
チャイコフスキーのバイオリン協奏曲が好きな人には特にお薦めです。
オーケストラ! – 作品 – Yahoo!映画