(更新日: 2023年2月1日 )
Warmothでストラトボディ・ネックをオーダーして、2本目のストラトタイプを最近ビルドした。
(WarmothはFenderからボディとネックヘッドのシェイプについてのライセンスを与えられているので、1本目のストラトとも言って良いと思う。)

これはHSHのピックアップで、フロイドローズ仕様にした。

オーダーした内容は以下のようなもの。
特徴的かと思うのは、エボニー指板、チェンバードのアッシュボディ、キルテッド・メイプル、フロイドローズ仕様というところか。
| Neck | ||
|---|---|---|
| Construction | Gibson™ Scale Conversion | |
| Shaft Wood | Maple | |
| Fretboard Wood | Ebony | |
| Unique Choice | No. Warmoth can choose for me. | |
| Nut Width | 1-11/16" (43mm) - Modern Medium | |
| Right / Left Handed | Right-Handed | |
| Neck Back Profile | Wizard | |
| Fretboard Radius | 10" - 16" Compound | |
| Number of Frets | 22 | |
| Scallops | None | |
| Binding | None | |
| Fret Size & Material | SS6100 - Jumbo (Stainless) | |
| Tuner Hole Size | Vintage Style (11/32") | |
| Inlay Shape | Standard Dots | |
| Inlay Material | Cream | |
| Side Dots | White Side Dots | |
| String Nut | R3 Floyd Prep w/ Mounting Holes | |
| Mounting Holes | Standard 4-Bolt | |
| Neck Heel Shape | Strat™ Shape | |
| Finish | Clear Satin Nitro (Maple/Non-Maple) | |
| Body | ||
| Construction | Chambered | |
| Core Wood | Swamp Ash | |
| Lam Top Wood | Quilt Maple | |
| Unique Choice | No. Warmoth can choose for me. | |
| Right / Left Handed | Right-Handed | |
| Control Cavity | Top Rout | |
| Multi Pickup Top Rout | Humbucker,Strat,Humbucker | |
| F-Holes | None | |
| Jack Rout | Strat™ Flat Mount Top Jack | |
| Bridge Rout Type | Tremolo | |
| Bridge Rout | Original Floyd Rose Recessed | |
| Would you like Warmoth to install the bridge studs? | No | |
| Mounting Holes | Standard 4-Bolt | |
| Neck Pocket Shape | Strat™ | |
| Body Contours | Forearm Contour, Tummy Cut, Custom Contoured Heel | |
| Binding & Edge Decorations | None | |
| Battery Box | None | |
| Paint Category | Dye | |
| Top Color | Aqua Marine Dye | |
| Back Color | Transparent Blue (Burst-over) | |
| Satin or Gloss | Gloss | |
| Pickguard | ||
| Color / Material | Black Pearl | |
| Right / Left Orientation | Right-Handed | |
| Neck Pickup | Humbucker (Covered) | |
| Middle Pickup | Strat™ Single Coil | |
| Bridge Pickup | Humbucker (Covered) | |
| Bridge Cut | Standard Bridge Cut | |
| Mounting Holes | 11 Hole Strat™ | |
| SRV Countersink | No SRV Countersink | |
| Controls | Volume 1, Tone 1, Tone 2, Blade Switch |
目次
ピックアップ
ピックアップは基本的に ピックアップ交換 (10回目): Seymour Duncan SH-55n, TB-59で書いたものを移植。
ちなみにFGNはシングル・コイル仕様に戻した(ピックガード新調・ Fat ’50s に戻した)
ネック側のピックアップはSeymour Dancunの Jazzモデル(SH-2n)を実は試したのだけど、やはりSeth Loverの方が良い印象だったので、結局SH-55nに戻した。
ミドルのシングルはSSL-1にして、全部Dancunで揃えた。ミドルについては、まだ迷いがあって、SSL-4を試してみたい気はする。
フロイドローズ
フロイドローズは今回生まれて初めて触ったようなもので、1回目の調整はおっかなびっくりだった。 (実際は中学のころに、同級生がFernandesのFST-75を持っていて、これを一晩借りたことがある。その時にロック式トレモロは触ったことがある。そんな程度の経験しかない。ちなみに当時のカタログはここで見ることができる!フェルナンデスカタログ 1983 | 楽器カタログの世界)
フロイドローズはサウンド面でネガティブな意見もあるようだけど、もともとFGNでもフローティングで設定していたこともあって、あまり違和感はない。
サウンドはHSHのピックアップをFGNに載せていた時と比較して、若干ブライトになる気もするし、中域に艶があるような気もする。 ハムバッカーのサウンドは、自分的にはフロイドローズのほうが好みに感じる(少なくとも今のところは)。 ボディー材・構造が異なるのでトレモロだけの影響と断定はできない。
最初はあまりチューニングが安定しなかったが、30分くらい弾いているとスプリングやナイフエッジ部分も馴染んできたのか、チューニングも安定してきた。 きっちり調整すれば、派手にアーミングしてもチューニングは狂わないことは確認できた。
ヘッドロゴ
基本的にWarmoth テレキャスター (3/8): ヘッドロゴで行った作業内容を踏襲している。今回は鋼の錬金術師からアイディアを借用している。遊べる部分で遊んだだけで、深い意味は特にない。
おわりに
ヘッドに限らず、全体では細かい部分で失敗している箇所はあるが、全体的にはかなり満足している。
サウンド面は、以前から気に言っていたピックアップを載せ替えているだけに、狙い通り。
ネックは裏側をツヤ消シのクリアで吹いてサテン仕上げにした。 もともとThin Lacqureで仕上げてあったが、ツヤ消シで少しだけ塗膜を厚くするほうが手触りが良いようだ。 ここは手間をかけて良かった。
一方でボディはチェンバードにしたにもかかわらず、全体的にFGNよりは重くなった。これはトレモロで金属パーツが増えたこととエボニー指板で重くなった影響と思われる。今のところネガティブなのは、この点だけ。
(2023年2月1日追記)後で測ってみたら3.6 kgだった。FGNは3.5 kgなので、ほとんど重量は違わない。感覚的にはFGNより重く感じる。

















