百田新党のインパクト

これを書いている時点で、百田新党(仮)のXのフォロワー数が18万人に届こうとしている。 (自分のブログは予約投稿なので、書き終えた時間と投稿のタイミングは必ずしも同じではない。)

2023-09-12追記
2週間足らずで立憲民主党のフォロワー数を越えた。つまり自民党に次ぐフォロワー数になった。日本の政党で2番目。まだ(仮)だし、結党予定なのに。

自民党が25.2万人、立民が18.8万人という中で、9月1日の公式アカウント作成後1週間あまりでこのフォロワー数になった。

色物や泡沫政党と見ていた向きもあるかと思うが、公安監視対象の日本共産党のフォロワー数(13.7万)を軽々と抜き去っている動きは単なる色物では片付けられないだろう。 もちろん、まだ正式に結党もされていないし活動実績もない。短命で終わるかもしれないし、国会へ会派議員を送り出すのに時間がかかるかも知れない。

オールドメディアによる情報しか知らない人のために簡単に説明しておくと、百田新党(仮)は作家の百田尚樹氏とジャーナリストの有本香氏が中心に立ち上げを準備している政党の仮の名称。正式名称は10月に発表される予定。フォロワー数が20万人を越えたらフライングで党名を発表することもあるらしい。

リベラルか保守かとの切り分けから言えば、百田氏、有本氏は保守派。したがって志向としては保守政党。 日本はこれまで保守を掲げた政党が存在しなかった。

自民党は安倍晋三氏が存命のうちは保守の受け皿となっていたが、岸田政権はもはやかつての民主党政権以来の悪夢でしかない。 百田新党(仮)のフォロワー数の多さは、既存政党に対する不満と保守政党に対する期待の大きさを現している面は多分にあると思われる。

自民党にも高市早苗氏や小野田紀美氏など信用できる議員はいるが、少数派だ。 それは野田元首相や松原仁氏のように民主党系でも信用できる議員がいるのと同じような状況だ。 高市氏や小野田氏は支持はするが、岸田や林などの宏池会系議員、松川などがいる自民党はもはや保守の受け皿にはならない。

所詮はSNS、しかもXという一つのSNSプラットフォーム上での動きではある。 「保守を割る」などでリベラル側が漁夫の利を得る面はゼロではないかも知れない。 まあオールドメディアの情報しか知らない人には関係ないか。

ちなみに自分は百田氏の小説は一冊も読んでいない。すまぬ。

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