最近の自由民主党政権もひどい有様だが、過去に短期間に存在した悪夢の民主党政権と比べれば、まだマシと言える。
どれくらいの惨劇だったのかを忘れないためのXのポストがあった。
なるほど、定期的に訪れる「民主党政権擁護」が再発してるんですね。
— 新田 龍 (@nittaryo) December 23, 2023
あのような惨劇は二度と繰り返してはなりません。あの時代がいかに酷いものであったか、いくらでも具体例を挙げて語れますので、支持者から叩かれることを覚悟で詳説していきましょうか。… https://t.co/t4XMtNG9On
とてもよくまとまっているので、そのまま引用しておく(体裁のためだけにhtmlタグを入れた):
なるほど、定期的に訪れる「民主党政権擁護」が再発してるんですね。
あのような惨劇は二度と繰り返してはなりません。あの時代がいかに酷いものであったか、いくらでも具体例を挙げて語れますので、支持者から叩かれることを覚悟で詳説していきましょうか。
個人的に、「悪夢の民主党政権」における大きな問題点は次の3点と考えています。
- 国家運営能力の欠如により、内政上の失敗を数多く引き起こし、国益を損ない続けた
- 拙劣な外交を繰り返し、日米関係をはじめ、周辺諸国からの信頼を大きく毀損した
- 総理・閣僚をはじめとする所属議員の度重なる不祥事や、自分たちに都合が悪い情報を隠蔽する体質によって、国民の政治に対する信頼を失い続けた
では、それぞれどんなことがあったか振り返っていきましょう。はらわたが煮えくり返る覚悟で読み進めてください。
目次
(1)国家運営能力の欠如
- 財源の見込みが甘く、政権交代の際に掲げたマニフェストはほぼ未達成。
- 官僚を敵視して排除し、国家業務の停滞と質低下を招いた。
- 歴史的水準まで進んだ円高を放置し、デフレを加速させた。
- 法的根拠がないばかりでなく、仕分人の選定や対象事業選定にも透明性を欠いた「事業仕分け」をデフレ時におこない、必要な公共投資を削減。経済を悪化させたにも関わらず、結果に責任を負わなかった。
- 「コンクリートから人へ」という誤った政策により、災害対策を疎かにしたうえ、地域社会を破壊した。
- 「朝鮮王室儀軌引渡」「尖閣事件の船長釈放」「運用3号通知」「国家公務員採用大幅減」など、閣僚たちが思い付きレベルの意思決定を独断でおこない、結果的に我が国の将来に禍根を残した。
- 法的根拠のない組織を乱立させ、意思決定過程が曖昧になり、指揮命令系統も混乱。
- 法的根拠のない大臣や副大臣を任命したり、個人的な友人を参与に、党職員を内閣官房職員に任命するなど、ルールを無視、公私の別がつかない人事を実施。
- 原発停止、ダム建設中止など、法令根拠や事前協議が必要な決定を手続無視で断行。
(2)外交能力の欠如
- 普天間基地問題が迷走し、沖縄とアメリカの信頼を大きく損なった。
- 来日したオバマ大統領を日本に残したまま、鳩山総理がAPEC首脳会議に出席するためにシンガポールに向かうという非礼行為。
- 尖閣沖漁船衝突事件では、中国側の脅迫や報復に屈して船長を早々に釈放、不起訴に。その後の尖閣諸島国有化でも迷走。
- 領空侵犯が頻発するも、実効的な対策をとらず。
- 韓国に対しては、通貨スワップ協定締結、朝鮮王室儀軌引渡し、慰安婦問題での「知恵を絞っていきたい」発言など、不用意な譲歩を重ねた。
- 実現に向けた方策が何ら決まっていない状態で、国連気候変動サミットにおいて「CO2の25%削減」を突如国際公約化。
- 実現の見込みも全くないまま、G8の場で、「太陽光パネルを1000万戸に設置する」と突如国際公約をおこなった。
(3)閣僚・所属議員の度重なる不祥事と情報隠蔽体質
- 鳩山総理⇒偽装献金問題、脱税問題、引退撤回、「最低でも県外」「Trust me」「国民の皆様が聞く耳を持たなくなった」
- 菅総理⇒外国人献金問題、北朝鮮関係団体献金問題、「顔が見たくなければ法案を通せ」
- 野田総理⇒在日韓国人献金問題、脱税企業献金問題、民団選挙協力お礼発言、「大きな音だね」
- 小沢元代表⇒政治資金規正法違反容疑で強制起訴(無罪判決)、献金虚偽記載で公設秘書が逮捕(有罪判決)
- 仙谷官房長官⇒尖閣漁船衝突事件、「自衛隊は暴力装置」
- 赤松農水大臣⇒口蹄疫問題、「だから早く殺せって言ってるのに」
- 松本復興担当大臣⇒「知恵を出さないやつは助けない」「書いたらその社は終わりだから」
- 長妻厚労大臣⇒運用3号独断決定、職務停滞
- 蓮舫行政刷新担当大臣⇒事務所費架空計上問題、国会内ファッション雑誌撮影
- 川端文科大臣⇒事務所費架空計上問題、キャバクラ費用を政治資金で計上
- 鹿野農水大臣⇒対中不正輸出疑惑、機密漏洩疑惑
- 千葉法務大臣⇒落選後も留任
- 鉢呂経産大臣⇒「死の街」「放射能をうつす」
- 一川防衛大臣⇒「安全保障に関しては素人」
- 柳田法務大臣⇒「答弁は二つ覚えておけばよい」
- 山岡消費者担当大臣⇒マルチ商法業者からの献金問題
- 中井国家公安委員長⇒議員宿舎にホステス連れ込み&カードキー貸与、式典で秋篠宮ご夫妻に「早く座れよ」とヤジ
- 小林議員⇒違法献金問題で選対委員長が逮捕、選対幹部が公職選挙法違反で有罪
- 土肥議員⇒竹島領有権放棄を日本側に求める「日韓共同宣言」に署名
- 横峯議員⇒賭けゴルフ、女性暴行、恐喝事件への関与
- 原発事故対応(SPEEDI、米実測値の非公表、議事録不作成など)、尖閣ビデオ、北朝鮮ミサイル発射への対応、温暖化対策の家計負担、年金改革の財政試算 など、自分たちに都合が悪い情報は隠蔽し、政府への深刻な不信感を招いた。
- 総理-閣僚間で見解の方向性や意見の不一致が常態化。それらも含め、自民党で同様の事態があれば野党のみならずマスコミも総出で吊し上げられる事態となるが、マスコミも概ね民主党に好意的な報道姿勢。
そんなに民主党時代が良かったなら、下野以降何度でも政権を取り戻すチャンスはあったはず。なのにただ一度もそうなっていないということは、それが民意ということです。私もあんな地獄のような時代は二度と御免です。
日本における民主党政権は2009年9月の鳩山内閣の発足から2012年11月16日の野田内閣で衆議院解散までの、およそ3年間。 その3年間だけで上のような惨劇が発生した。この期間にどれだけ国益を毀損したか。 選挙前は綺麗事ばかり言って、公約などほとんど実行できない。 まさに悪夢のような3年だった。
ちなみに、自分はこの政権に対して票を入れたことはない。
周囲では自民党にお灸をすえるなどと当時の民主党に票を入れた人が多かったようだが、マスゴミなどの論調に乗せられてこの有様を招いたのだ。 このような惨劇を生んだ民主党の流れを汲む今の立憲民主党など、まったく信用できないことを決して忘れてはいけない。
選挙の際は、最低限、政権を取らせても良いところを選ぶべきだ。 政権を任せても良いのは、少なくとも立憲民主、共産、公明、れいわ、社民などではない。
公約を守らないのにマスゴミが追求しないのは東京都の緑のおばはんの状況と似ている。 一番の問題はTV・新聞などの低レベルなマスゴミで、それらが流す情報を無批判に信じる側も同罪ではないかと思っている。