目次
50 Style Wiring vs Modern Style Wiring
例えばSeymour Duncanのページ: 50s Vs Modern Les Paul Wiring | Seymour Duncanに配線例が説明している。
回路図的には以下のような違いかな。
まずは”Modern Style”。
で、これが”50s Style”。
違いはトーンのポットの配線だけ。電気回路的にはCRから構成されるトーン回路としては違いがない。(例えばSPICEシミュレーションではトーン・ポットの抵抗値は二つの回路で同じ値を指定するから、シミュレーション結果は全く同じになってしまう。)
ネットを漁ると、ボリュームの効きやトーンの効きが微妙に違うというコメントがある。 そういう違いは自分には分からないだろうから、ここは”Modern Style”にすることにした。
念のため補足しておくと、「自分には分からない」というだけで、音に違いがないとは言えないと思っている。 回路的には同じでも、実際の部品は理想的な素子ではない。 そういった細かい違いが音に現れて、分かる人がいることもあり得る。 ただ、自分の場合は分からないから自分の楽器で「こだわる」必要がないという意味だ。
配線
実際の配線は、まず段ボール上に配線してギター本体に移植した。ネットでよく見かけるので真似してみた。 下の写真ではかなり適当に見えるが、穴の位置は正確にしておく。この段ボールにポットを固定して、適宜半田付けをしていく。
コンデンサはバンブルビーではなくオレンジ・ドロップ(フィルムコンデンサ)。 もとがセラミックだったし、機能的にコンデンサであればどれでも良いのではないかね。
アースは裸の錫メッキ線(?ちがうかも)で接続してある。とりあえずループにならないようにしてある。
ポットは CTS ( シーティーエス ) / Custom A500K Long Shaft 。
下の画像はサウンドハウスへのリンク:
ポットの高さ調整はナットを使った。そのためナットは付属品だけでは不足する。追加で MONTREUX ( モントルー ) / CTS pot nut NI (5) [1592] を買って使った。
下の画像はサウンドハウスへのリンク:
コンデンサは MONTREUX ( モントルー ) / Selected Parts/Sprague Orange Drop 716P 0.022uF 400V[880] を使った。
下の画像はサウンドハウスへのリンク:
ピックアップはEpiphone SG改造: ピックアップ交換で買ったSeymour Duncan AntiquityをSGから取り外して移植する。(サウンドハウスへのリンク: SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / ANTIQUITY Humbacker Nickel Set )
下の画像はサウンドハウスへのリンク:
トグルスイッチの配線はシールド線を3本使った。
シールド線のシールドが裸なので、一部を熱収縮チューブで絶縁している。 そうしないとホット側に接触して音が出なくなる(なった)。
ボディ側の配線は結束バンドで一部をまとめておいた。 こちらもシールドがポットなどに接触すると音が出なくなるので、シールド線を適当なところに半田付けして固定しておく。
全体の配線ケーブルは SCUD ( スカッド ) / CBL-100MS を使った。 スイッチの箇所からコントロールキャビティまでは40~50cmほど。このケーブルは2本程度必要になる。
下の画像はサウンドハウスへのリンク:
トルグスイッチは MONTREUX ( モントルー ) / Switchcraft Short toggle switch[9180] を使った。
下の画像はサウンドハウスへのリンク:
スイッチノブはブラックにしたい。ということで MONTREUX ( モントルー ) / Inch toggle switch knob Black [1287] を使った。
下の画像はサウンドハウスへのリンク: