LaTeXでよく使うamsmathパッケージ。
そのなかでもalign環境とその亜種についてのメモ。
本家のドキュメントはamsldoc.pdf。 基本的にこれを見るのが良い。
(蛇足ながら Qiita は玉石混淆だと思う。記事を書けば良いというものでもない。単なるアピールの場と勘違いしている?)
目次
align
alignの環境内で、
\text
で 行ごとの注釈をつけることができる。
\begin{align} x& = y_1-y_2+y_3-y_5+y_8-\dots && \text{by hoge}\\ & = y’\circ y^* && \text{by fuga }\\ & = y(0) y’ && \text {by Axiom 1.} \end{align}\begin{align} x& = y_1-y_2+y_3-y_5+y_8-\dots && \text{by hoge}\\ & = y’\circ y^* && \text{by fuga }\\ & = y(0) y’ && \text {by Axiom 1.} \end{align}
alignat
alignat環境は、方程式間の水平スペースを明示的に指定することができる。この環境は1つの引数を取り、「方程式の列 」の数(右から左に整列された列のペアの数)。
\begin{alignat}{2} x& = y_1-y_2+y_3-y_5+y_8-\dots &\quad& \text{by hoge}\\ & = y’\circ y^* && \text{by fuga}\\ & = y(0) y’ && \text{by Axiom 1.} \end{alignat}\begin{alignat}{2} x& = y_1-y_2+y_3-y_5+y_8-\dots &\quad& \text{by hoge}\\ & = y’\circ y^* && \text{by fuga}\\ & = y(0) y’ && \text{by Axiom 1.} \end{alignat}
falign
環境 flalign (「full length alignment」) は、等式の列間のスペースを可能な限り最大幅に伸ばし、等式の番号がある場合は、余白に十分なスペースだけを残す。
begin{flalign} x&=y & X&=Y\\ x’&=y’ & X’&=Y’\\ x+x’&=y+y’ & X+X’&=Y+Y’ \end{flalign}
\begin{flalign*} x&=y & X&=Y\\ x’&=y’ & X’&=Y’\\ x+x’&=y+y’ & X+X’&=Y+Y’ \end{flalign*}