Jimmy Vaughan / Out There

西尾智矢氏の動画のなかで、宍倉聖悟氏のおすすめブルース・アルバムのうちの一枚として挙げられていたもの。

Jimmy VaughamはStevie Ray Vaughanの実兄。

一般的な知名度は弟のほうが遥かに上だが、ブルースが好きな人のなかでは一目置かれる存在だと思う。 SRVの兄という以外では、ファビュラス・サンダーバーズでの活躍でも知られている。こちらのほうが一般的かも知れない。

ファビュラス・サンダーバーズは元気の良いブルース・ロックだが、これは程良いイナタさのブルース。 あまりアーシーな感じはしない。力の抜け加減に余裕が感じられる。 Jimmy Vaughanのサウンドはかなり太くて独特。とても良い。

ほとんど「味わい」だけで1枚を通している。これは実はすごいことなのではないか。 ブルース系のアルバムとしてはかなり聞きやすい。 SRVはこの兄をかなり尊敬していたようで、これを聞けばそれも納得できるだろう。

じっくり味をかみしめながら聞くのも良いし、仕事しながら流すにも良い。 弟との比較なんて野暮なことは意味がない。

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