ネットワーク経由でLinuxへのMATLABインストールは次の二つがポイント:
(Linuxマシンに直接ログインしてインストールする場合は、デスクトップ環境にログインしてsudo でインストールすれば良い。)
- MATLABのインストーラーはLinuxでもGUIアプリケーションなので、X-Window(X-Server)/Waylandを使う必要がある。
- インストールするフォルダに書き込み権限がないとインストールに失敗する。
ユーザーのフォルダにインストールする場合はなにも問題ないので、そのままinstallを実行すれば良い。 システムワイドにインストールする場合は少し注意が必要だ。
イマドキのX-Window/WaylandではX-Window/Waylandを起動した以外のユーザーが接続できないようになっている。 (参考: Root で X アプリケーションを起動) なのでインストールフォルダのパーミッションを変更するのが無難と思われる。
具体的にはDebianにRuby 3をインストールでやったように、インストールフォルダのgroupをstaffに変更することでも可能だ。
たとえば
sudo mkdir -p /usr/loca/share/MATLAB/ cd /usr/local/share sudo chgrp -R staff MATLAB sudo chmod -R g+rwxXs MATLAB sudo adduser XXXX staff
(もしかすると上の sudo chmod -R g+rwxXs MATLAB は不要かも知れない。)
のようにすればユーザー権限でinstallを実行してインストールできる。 (/usr/local/shareにするのは自分の好み。念のため。)
参考: LINUX OS(Ubuntu) のインスール時のフォルダー指定について
以前はgksuのようなGUI上でsudoできるアプリもあったようだが、上記のような背景から廃止されている。
pkexec も試してみたが、やはりWaylandで接続を拒否されるので諦めてしまった。
LinuxでのMATLABアイコンの保存されている場所
(2024-10-24追記)
Linux上だと、ランチャーなどを自分で設定しないといけないことが多い。
その場合アイコンも自分で設定するのだが、Linuxの場合のアイコンは
/usr/local/share/MATLAB/R202Xx/bin/glnxa64/cef_resources/matlab_icon.png
にある。
非常に分かりづらいから、分かりやすいフォルダなどにコピーするほうが良いだろう。