30代で見たのですが、最近また見てみました。自分で選曲したテープを女の子に渡したことがある者にとっては、自分の痛々しい過去を見せられるようで直視できないかも知れません(笑)。私が高校生の頃は、カセットを交換しあうようなことはありました。今ではどうするのでしょう? play-list?
自分で選曲するとか、トップ5を作るとかの行為は、うわべは自分の趣味を押し付けているのだけど、本当のところは自分のことを分かって欲しいということ。独りよがりなオタクの悲しい生態と言えるでしょう。
そんな主人公も、同棲していた彼女に逃げられ、その原因を探るべく過去の失恋経験の相手をわざわざ訪ね、独りよがりの自分の勝手な思い込みに気づいていきます。
TOP5オタクなりの彼女の取り戻し方として、参考になるところは少ないかも知れない。それでも、相手のために選曲するように少し成長した主人公と自分を重ねたくなる、そんな映画です。久しぶりに見返してみて、30代の頃に見たのとは違う見方が出来るようになったかな、と。
Jack Blackの怪演は楽しいし、見た目はイケてるのにオタクな主人公にはほどほどに共感できたりする(かも知れない)映画でした。
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