George Winston / Autumn

Light Mellow on the web ~ turntable diary ~ : ■ GEORGE WINSTON, new age piano player Passed awayでジョージ・ウィンストンが亡くなったことを知った。

ジョージ・ウィンストンと言えば、いわゆる「ニューエイジ」系のブームを牽引した一人。 Windhum-Hillレーベルの代表的なアーティストだった。(実際には他のニューエイジ系のアーティストをほとんど知らない。)

自分もこのアルバムはよく聞いた。一番有名なのは”Longing/Love”だと思うが、一曲目の”Colors/Dance”, 5曲目の”Moon”も良い。 透明感があるピアノの音と、繊細なタッチ、涼しげで美しいメロディで、このアルバムを聴きたくなる時は少なくない。 長めの曲は展開がある曲になっているせいか、ソロピアノながら一本調子にならないように作られている。

“Longing/Love”については別の思い出がある。

高校2年生の音楽(選択科目)の時間で、各期に1曲好きな曲を好きな楽器で演奏するというテストが課されていて、同級生のO君がこの曲を演奏したのを今でも覚えている。 自分だけは「おぉー」と興奮したものだが、ほかの生徒は曲を知らなかったんだろうな。

この曲を知っている高校生は少なかっただろうし、まして演奏したいと考えるのも少なかっただろうな。 種明かしをすると、彼は実はジャズが好きという相当マニアックな高校生だった。 「スクエアなんてジャズが分からない頭のことを言うんだよ。それをバンド名にするなんて…」とフュージョン・バンドのスクエアを馬鹿にしていたものだ。 (Squareheadにそういう意味があるのかどうかは今調べてもよく分からない。) そんなO君は今でもジャズを聞いているのだろうか。

“Longing/Love”を聴くと、今だにそんなO君のことを思い出してしまう。

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