ラス・フリーマン / ノクターナル・プレイグラウンド

ラス・フリーマンはリッピトンズで有名ですが、その前にソロでデビューしています。 そのデビュー作が本作です。

(まあ、リッピトンズやスパイロ・ジャイラって日本では知られてないし、あまり人気ないんですよね。)

これは1986年のリリースですが、90年代はスムース・ジャズとかアシッド・ジャズとか流行りました。 そんな中でも王道のフュージョン路線だったのがリッピトンズ。 そのリッピトンズのリーダーの作品ですから王道なフュージョンです。

ギタリストとしてはあまり前に出てこず、派手なソロもないので、ギター好きにはすこし退屈かも。 タイトル曲を含めて数曲でギターシンセを弾いていると思いますが、分かりづらいし。 これに比べると、リッピトンズのほうがちゃんとギターソロがあったりして分かりやすい。

エレキギターはバッキングで聞こえるだけで、他の曲でもガット弦が中心です。 ただバッキングのハーフトーンはめちゃくちゃ綺麗なサウンドです。実はこれを目当てに聞いてます…。

立ち位置としては角松敏生に似ているかも知れませんね。セルフプロデュースしちゃうみたいだし、曲はどれも良いし。 少しおとなしめなサウンドですが、たまに聞きたくなる上質なフュージョンです。

(最近はジャケットがオリジナルから変わっているみたい。)