MATLABにはMathmatica的にシンボリックに計算できるツールボックスSymbolic Math Toolboxがあります。
シンボリックなオブジェクトを生成するコマンドは”sym”と”syms”があります。この二つの違いをまとめてみました。
sym | syms | |
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例 | x = sym(‘x’); | syms x; |
シンボリック変数の宣言時の振る舞い | シンボリック・オブジェクトを”参照” | シンボリック・オブジェクトを”作成” |
同じ名前、または異なる名前で代入 | 同じ名前で自動的に代入 | |
既定の仮定 | 変数を宣言しても既定の仮定は消去されない | 変数を宣言すると既定の仮定は消去される |
複数のシンボリック変数の宣言 | MATLAB変数を一つずつ宣言し、それぞれのMATLAB変数にシンボリック変数を参照させる | 複数のシンボリック変数を1行で作成できる |
入れ子関数でのシンボリック変数の宣言 | 入れ子関数でシンボリック変数を宣言するときはsym | 入れ子関数ではsymsで動的に変数を追加できない |