Beyond Tube Booster がやってきた

Beyond Tube Boosterが届きました。

GT-100の前段に入れることを想定して買いました。

Beyond Tube Boosterって何?

Beyond Tube Boosterは真空管を用いたブースターです。真空管は12AU71つだけ使っています。これは3極管が2つ入っているので、増幅はたぶん2段でしょう。

9V-12Vでヒーターを温めて、バイアスは回路的に昇圧していると思われます。

と思いましたが、昇圧はしていないのかも知れません。松美庵さんのValve Casterのように昇圧せずに増幅するタイプかも知れませんね。今度開けてみようかな。

“Guitar School Roots”の中前さんも紹介しています。ぼくはこれを見て欲しいと思いました。

アンプシミュレーター系の物足りない部分を補ってくれそうだからです。

音はどうか

肝心の音は、良かったです。ただ、何にでも合うかというと違う感じはします。

GT-100のクリーン系(Natural Clean, Twinなど)に張りとふくよかさという感じを足すにはとても良いです。実際、かなり使いやすい音に変わる感じがします。(あくまでも自分の感じ方なので、一般的かどうかは保証の限りではないですよ。)

GT-100だと、ネック側のシングルコイルPUをクリーンに近い音で鳴らすときに、いつも物足りないというか、色気が足りないフラストレーションがありました。Natural Overdriveを軽くかけたりしていますが、いまひとつ足りない。

このBeyond Tube Boosterは真空管的なほどよい歪み感(とても微妙な歪み)をプラスしてくれるものだと思います。アンプシミュレーターでモヤモヤしている人は試してみると良いかもです。

あと、自分で作ったZenDriveのクローンなんかもより使いやすい音になる感じがします。(セッティングにもよりますが)ZenDriveは低音側で微妙にブーミーな感じがするのですが、Beyond Tube Boosterを通すとそういう感じが低減されます。これを通すと弾いていて楽しくなってきます。

ということで、今回の買物はかなり満足です。

一方で、RectifierやHughes&Kettnerなどのゲイン高めのアンプ・シミュレーターは違いがよく分かりません。 ノイズが増える感じはします。これらにはBeyond Tube Boosterはoffしています。

ノイズがある

Beyond Tube Boosterの箱に同封されてきた注意書きにもありましたが、ノイズが乗りやすいようです。

電源系のようなので、いずれ安定化電源を試そうかと思っています。

とりあえずはノイズサプレッサーのスレッショルドの調節でしのいでいます。

Beyond Tube Boosterのプロジェクトについて

Beyond Tube Boosterはクラウドファンディングで資金調達をしていたプロジェクトです。 現時点で資金集めは完了しているようです。目標の800%で達成なので、今後の展開が楽しみです。

今まではプロトタイプの頒布のような形態ですが、今後は製品の販売の形態になると予想されます。

Makuake|ギタリスト必見!真空管エフェクター Beyond Tube Booster|マクアケ – クラウドファンディング