phaさんのしないことリストを読みました。
この本は、自分の人生を自分で生きるためのアイディアの本だと思います。自分に必要なものを自分で判断して実行する。そんなシンプルな原理の例を示してくれています。世の中の「常識的」な考えではなく、自分が幸せになるには何が必要かを見つめ直すきっかけをくれる本です。
目次
いまの世の中、「やること」がいっぱいで、ぼくらはいっぱいいっぱい
世の中、「◯◯しないとダメ」「◯◯するべき」が溢れていて、ずっとそんな調子では疲れます。というか、そうでなくても疲れるのに、あれもこれも「がんばらないとダメ」みたいな世の中で幸せになれるのか、疑問になります。
でも、これらは本当に大事なのかというのはよく考えた方が良いのです。これらの中には世間体だったり、世の中のぼんやりした価値観に由来するものだったり、特定の職場の特有の価値観や、日本だけの価値観に基づくものだったりします。
なかには大きなお世話なものもあります。運動しなくても、野菜を食べなくても、健康的な生活ができなくても、罪というわけではありませんし、一番困るのはその人だったりします。もちろん迷惑を受ける人はいるかも知れませんけど。
自分なりの「しないことリスト」
自分なりの「しないことリスト」を作ってみました:- いい人になることをしない
- 他人からどう見られるかを気にすることをしない
- 失敗をすべて無意味なことにすることをしない
- 自分の感情を押し殺すことをしない
- 自分を他人に合わせることをしない
- 他人の失礼に我慢しない
これは宣言するのが大事な気がしています。
自分が嫌々やていることを洗い出すと、しないことリストが出来ます。折りに触れて、リストを見直すのが良さそうです。
おわりに
会社や人生で生きづらさを感じている人は、ちょっと楽になる考え方が見つかるかも知れませんよ。ぼくはすごく楽になりました。 著者のユーモアも好感が持てます。多くの人にとっては、著者のように思い切ることは難しいでしょう。でも、日常の生活をもっと楽に楽しむことが、ちょっとした視点や考えの切り替えによって出来そうな気になれます。