博士課程支援を受給している3割が中国人

こういうニュースがある:

これは言語道断なのだが、より酷いのは大学の教授たちだよ。

オレが博士の学生になったのは今から30年前だが、当時から日本人の学生は博士課程には進まず、修士で就職する方が圧倒的に多かった。 オレはその研究室グループ(教授・助教授を合わせて)の国産第一号だった。 その教授が教授になってから数年は経過していたと思う。

分野にもよるだろうが、研究室によっては当時から博士課程は外国人のほうが多いところがあった。

自分がいた研究室は、一年上の粗悪な舶来品をお迎えして、お世話するのは日本人の学生だった。 そうして日本人の学生が博士課程に進むモチベーションが下がる。 それを良しとして研究を続けてきたのがこういう教授達だ。たぶん、この手の教授は少数ではない。 (もちろん外国人の学生を入れない教授もいただろう。)

労働力にもなるし、博士課程を修了させると実績にもなるから、教授にとってはおいしい話なのだ。 日本人だけをカウントするべきなのに。

彼等にとっては、研究ができればそのほかはどうでも良いのだ。 どうでも良いとは思っていないかも知れないが、それ以外を気にしていない。 そもそも、国にとっての大学の位置付けすら考えたことがないだろう。

日本人の博士の学生を増やす努力をしたことがあるのか? 少なくとも、自分はそういう大学教授を知らない。 経済的な相談なんて乗ってもらったことがない。

政治家もおかしいが、労働力としてしか博士課程の学生を見ていない教授達は同罪か、それ以上に悪質だとオレは思う。 そういう教授達が、このような政治を歓迎している。

財務省も解体するべきだが、文科省や独法化した大学も解体して作り直すべきだとオレは思うね。

吉野敏明氏による解説はこちら: