マイケル・シェンカーへの10の質問

10 questions for Michael Schenkerを訳してみました。

若い頃の繊細な天才が還暦を越えて到達した境地というと大袈裟かも知れませんが、ますます好きになりました。

10 questions for Michael Schenker

最初のギターはどんなものでしたか? いつ手に入れたのですか?

俺の最初のギターは自分で作ったものだよ。14歳の時に学校で木で何かを作るという課題があって、それでギターを作ることにした。

どんな形だったかって? 三角形さ。14歳だったけど、三角のギターを作ったよ。V字はじゃなかったけど、君が想像しているものに近いよ!

ビルが燃えているとします。あなたのギターコレクションのうち、どのギターを持って逃げますか?

正直に言おう。一本だけ、一番近いものを持っていくよ。どれも素晴らしいからね。

Kaleidoscope は大好きだったけど盗まてしまってね。だから多分黒と白のギターを持っていくね。

持っている中で一番古いギターは何ですか?

多分、Deanが作ってくれた最初のギターだな。2004年だったな。Rock Bottomをプレイする時に使っているやつだ。ピックアップは分からないな。

だいたい25本のDeanギターを持っているかな。たくさん黒と白のギターがあるよ。

俺はコレクターってわけじゃないから、持っているものを全部覚えていないんだよ。

最後に練習したのはいつで、何をプレイしましたか?

俺は「プレイと発見」って呼んでいて、定期的にやっているよ。この外出をする前にもやってきたよ。

俺は午前中にもっともエネルギーがあって、知っていることはプレイしない。これがプレイして発見するってことさ。 ただプレイして何か別のことを発見できるんじゃないかって思ってやっているんだよ。

実際マイケルシェンカー・フェストのリハーサルでグラスゴーに数日間行って、曲をいくつか追加して脳ミソを新しくして プレイしたよ。 5月まではギグは無いんだけど、リハーサルはしたいのさ。

最後に弦を交換したのはいつですか?

実際は分からないな。定期的に変えるわけじゃないんだ。

最近、リードブレークの最中に弦が切れて、うんざりしはじめたよ。 俺は古い弦でプレイするのが好きなんだけど、最近は特にしばらくプレイしない時は、ギターテックに「変えた方が良い」っ て言っているよ。俺が弦を切らないようにね。それはいつだったか思い出せないな。

確かに言えるのは日本でプレイする前には交換したってことだね。でもそれは前の8月だったよ(笑い)。

あなたの今までの録音で変えるならどれですか? そしてそれは何故ですか?

はっきり言うよ、こういうことさ。過去は過去で、今まで起こったことで今の俺があるんだよ。 実際、すべてそのままにしておくよ。すべてが成長の一部分ってことだ。すべて健全な学びの経験ってことだよ。

今、俺はかなり良い場所にいると思っているよ。 だから敢えて言うと、俺をここまで連れてくるためにやってきたことのすべては、全く変える必要がない。本当に。

ステージ開始の5分前とステージが終わった5分後に何かやっていますか?

5分前にはスニッカーズを食べてるよ!

でも、フォトセッションがないかは確かめているんだ。 というのも、以前にスニッカーズを食べていたら、口に入っている間にフォトセッションが始まってしまってね。

ステージが終わったら、なるべく早く外に出るようにしているよ。

ステージで起きた最悪の出来事は何ですか?

それはちょっと恥ずかしいことで、俺も黙っていたことだ。

悪いものを食べて胃の調子が悪くて、午後にどんどんひどくなってきた。

俺はロングブーツを履いていて、UFOの時から使っていたものだけど、そいつは履くのに45分かかるんだよ。

ショーの終わりにどうにも我慢できなくなって、ステージから降りてシャワーにすべて捨ててきた。それはひどかった、マジで。

(訳注: 意味がよく分かりませんでした…。)

キャンプファイヤーの回りでアコースティックギターでプレイするならどんな曲が良いですか?

多分ビートルズだな。ビートルズの曲が大好きなんだ。

スコーピオンズでギグからギグで駆けずり回っていた頃、15歳とか16歳かな、よくやっていたよ。楽しかったよ。

ギターのどの点を良くしたいと思っていますか

良くするとか、良くならないとかいうのと違うな。プレイして発見するんだ。

ギターの中でプレイしてある瞬間から次の瞬間を作るのさ。期待とかしないで。

宝探しをして、たくさん楽しいことが見つかる感じだな。 必ずしも金が見つかるわけじゃないけど、何か見つかるっていう望みは楽しいだろ?

だから、俺は何も期待しないし、何かを探し求めることはしていない。

俺がフォーカスしているのは、純粋に自己表現としてのリードギターのアートなんだ。 そして内面から来る全てのものが、フレットボードの世界をちょっぴり大きくしてくれるものなんだよ。