松岡直也のアルバムでは、斉藤英夫と今泉洋のツインギターという珍しいメンツ。 松岡直也のアルバムのなかでもラテン・テイストは少し弱めに感じます。 ラテン風の曲もあるのですが、パーカッションが少し地味なのかも知れません。
ほとんどの曲のタイトルが日本語というのも珍しいですね。このアルバムは少し異質と言えます。
他はいつもの高橋ゲタ夫(ベース)、広瀬徳志(ドラム)、津垣博通(キーボード)。 加藤ジョー・グループというストリングスが入っているのも珍しい。 “田園詩”で聴けます。
アルバム・タイトルからも夏の雰囲気が強いですね。途中でセミの鳴き声もあったり。 ジャケットはノスタルジックな雰囲気があります。自分がこどもの頃の夏休みの入道雲を思い起こさせて好きです。 夏休みの思い出というのは、どこか感傷的になってしまいますが、そういう部分を刺激されるというか。
ツイン・ギターのせいか、ロックっぽいアレンジが印象的です。 それぞれのギターが左右にしっかり振られていて、区別はつきやすい。
どちらが誰というのは分かりませんが、結構弾きまくりなソロあって楽しめます。 斉藤英夫は森高千里の曲の作曲者としても知られていますね(渡良瀬川、私がオバさんになっても、私の夏、etc…)。
“夏の旅”は和田アキラのバージョンもあります。こちらも、絶好調。 ライブということもあってドライブ感が心地よいです。80年代の思い出の曲です。