スコット・ヘンダーソンとゲイリー・ウィリスのトライバルテックの2枚目です。 トンガリ具合はこの頃から全然かわってない。 スコット・ヘンダーソンが好きな人は買いですね。
ベースがフレットレスで、サックスが入るとどこかウェザーレポートっぽく思ってしまいますが、テーマのメロディが無機的でとんがってます。 ゴリゴリにに硬派な感じ。
この時期はサックスも入ったりして、かなり聴きやすい感じがしますね。バッキングでギターのカッティングが聴けるのも嬉しい。 3人が曲を提供しているので、それぞれ特徴があって、アルバム全体を聴いていて途中でツラくなることない。 キーボードのWill Boulwareによる”Solemn”と”Seek and Find”は展開がドラマチックで好きです。
やはりスコット・ヘンダーソンは自分のバンドがいちばんカッコいいですね。 のっけの”Dr. Hee”のギターソロがカッコいい! ほかにも”Mango Prom”のソロもめくるめく流れるようなフレーズです。
“Seek and Find”は少しブルージーなプレイです。 今思えば、ブルースがバックグラウンドにあるのを知っているので、そういうことかと納得できます。 リアルタイムで聴いていたときは、トンガッたプレイからはブルースの影響を想像すらできなかったな…。
最後の”Ominous”ではアームも交えた圧巻のプレイ。 スコット・ヘンダーソンはアーミングがウマい。ここぞというときに効果的に使いますね。