坂本龍一 / 千のナイフ

ギターの音楽を中心に聞いてきた自分としては、ギター中心ではない坂本龍一は割と聞いたほうだと思う。

一枚挙げるとすれば、渡辺香津美が参加した「千のナイフ」になる。

録音が1978年。1978年の渡辺香津美は”Mermaid Boulevard”, “Lonsome Cat”, “Village in Bubbles”と3作をリリースしている。 70年代の多作な時期での録音となる。

このアルバムでは”千のナイフ”, “The End Of Asia”の2曲のみの参加だけど、いずれもソロが弾きまくりで超カッコいい。

“千のナイフ”はギターソロに加えて、アウトロでも長めのソロがある。 “The End Of Asia”でも弾きまくりなプレイ。 いずれも幅広いバックグラウンドを窺えるフレーズで、若々しくプレイにも勢いがある。 ペダルで歪ませたようなギターサウンドも絶妙で良い。

坂本龍一は日本的な何かを感じさせる独特なメロディー・センスはあって、実験的なとりくみは評価されると思う。 でも、自分には崇拝とか心酔できる感じはしなかったな。(崇拝している人には怒られそうだ。)

音楽に関することはさておき、死去に際して坂本龍一には複雑な思いを持つ人は多いんじゃないかな。

よせば良いのに坂本龍一の一連の政治的な発言はかなりがっかりさせられたものだ。

スポニチの記事で引用された交流関係図を見ると、共産党と相性の良い人が混じっているね。

ちなみに矢野顕子はTwitterでは坂本龍一の死去に関するツイートはない模様。 坂本美雨はリツイートのみ。 勝手に想像するが、いろいろありそうだ。

2023-04-05追記

矢野顕子がツイートしたとのこと。(念のため)。

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