ギター演奏の常識が覆る! 99%の人が弾けていない「本当のグルーヴ・カッティング」(DVD付) (リットーミュージック・ムック) を読んでみました。
タイトルは煽りもありますね…。
ただ、リズムギターの教則本はとても少ないので貴重です。
目次
良かった点
ピックの持ち方、ピックの選び方、弦(ゲージ)の選び方、右手のフォーム(薬指や小指の固定)、左手のフォームなど実践的です。
試しにソフトのピックを使ってみましたが、ある種のカッティングにはとてもマッチします。 またソフトのピックは弱く弾く感覚を身につけるのに役立つ感じはします。
カッティングの名手についての解説も参考になります。実際に聞いて習得するのは必要ですから、参考音源リストが豊富にあるのはとても良いと思います。
微妙だった点
付属DVDがかなり貧弱です。映像があるのはほんの一部です。そのほかは音だけです。これはちょっと勿体無いですね。
一番微妙なのは、模範演奏があまりグルービーとは思えない点ですね。ある一定レベル以上なのは分かるのですが、正直期待はずれな感じはします。
まとめ
たまにパラパラと読んで基本に立ち返るにはとても良い本だと思います。
ぼくの周囲ではカッティングをする人そのものが少なかったので、情報が少ないなか試行錯誤したものです。 このような本(実際にはムック)があるととても参考になりますね。
ただ、筆者と同じようにしないとダメ!、というわけではないと思います。
自分のリズム(グルーブ)を生み出すのが一番大事で難しいんですよね。