ネットワーク経由でLinuxへのMATLABインストールは次のふたつがポイントです:
(Linuxマシンに直接ログインしてインストールする場合は、デスクトップ環境にrootでログインすれば良いです。)
- MATLABのインストーラーはLinuxでもGUIアプリケーションですので、X-Window(X-Server)/Waylandを使う必要があります。
- インストールするフォルダに書き込み権限がないとインストールに失敗します。
ユーザーのフォルダにインストールする場合はなにも問題ないので、そのままinstallを実行すれば良いです。 システムワイドにインストールする場合は少し注意が必要です。
イマドキのX-Window/WaylandではX-Window/Waylandを起動した以外のユーザーが接続できないようになっています。(参考: Root で X アプリケーションを起動) なのでインストールフォルダのパーミッションを変更するのが無難なようです。
具体的にはDebianにRuby 3をインストールでやったように、インストールフォルダのgroupをstaffに変更することでも可能です。
たとえば
sudo mkdir -p /usr/loca/share/MATLAB/ cd /usr/local/share sudo chgrp -R staff MATLAB sudo chmod -R g+rwxXs MATLAB sudo adduser XXXX staff
のようにすればユーザー権限でinstallを実行してインストールできます。 (/usr/local/shareにするのは、ぼくの好みなだけです。念のため。)
参考: LINUX OS(Ubuntu) のインスール時のフォルダー指定について
以前はgksuのようなGUI上でsudoできるアプリもあったのですが、上記のような背景から廃止されています。
pkexec も試してみましたが、やはりWaylandで接続を拒否されるので諦めてしまいました。