多くの人が常識と思っているかも知れない「骨粗鬆症にならないように牛乳を飲む」が実は正しくないというお話を吉野敏明氏が解説している。
目次
大腿骨頸部骨折の患者数のグラフ(6:50ごろ):
牛乳・乳製品のエビデンス
生乳の国内消費量の推移グラフ(7:50ごろ)
カルシウム摂取量が多さと骨折の多さ(14:00ごろ)
カルシウム摂取量が多さと骨折の多さは相関がある。 骨折したからカルシウムを多く摂取するということもありそうだが、 普段からカルシウムを多く摂取していても骨折しやすいと考えるのが自然に思える。
糖類の摂取量についてのエビデンスは3種類
まず「砂糖」消費量と糖尿病・肥満の割合の推移 (9:15ごろ)
ここでのポイントは「お砂糖」そのものの消費量は減っているように見える。減っているのに、なぜ糖尿病や肥満の率が増えるのか。その答えは次のグラフにある。
世帯当たりの菓子類年間消費額の推移(8:55ごろ)
砂糖という調味料の消費量は減っても菓子類の消費額は順調に増えている。調味料は使わず、出来合いのお菓子を爆買いしているというわけだ。
砂糖の消費量と加糖調整品の輸入量の推移(10:05ごろ)
買っているお菓子は舶来ものが増大している。つまり外国からありがたい糖類をせっせと買い付けている。
糖類摂取と骨粗鬆症の関連の説明 (14:25ごろ):
甘いものが身体に良いというエビデンスは見聞きしたことがないが、われわれの脳味噌はほぼ糖類漬け。
そして油漬け、小麦漬け、乳製品漬け。こうなるのは、企業が我々の欲を刺激しているから。
われわれは、摂取するものが自分達の身体にどう影響するかについてもっと慎重になるべきだと思う。
この動画を見た感想
船底の穴を自分で広げて(乳製品と甘いものを摂取して)、お金を払って水をかき出してもらっている(薬で抑えようと)ような感じ?
乳業系やサプリメントの会社の戦略なんだろうね。
牛乳 = 健康に良いに対する疑問点は別の観点も含めて説明してあるページがある: 牛乳を飲むと骨が弱くなる? | びんちょうたんコム
乳製品が大好きで、かなり重度の貧血な人が身近にいる理由も腑に落ちる。
牛の乳は生まれたての仔牛が飲むもので、成獣の牛が飲まない。成人した人間が人の母乳を飲まないのに、牛の母乳は飲む構図は変だろう。 ビジネスの臭いしかしないね。