アラン・ホールズワースのアルバムではこれを外すわけにいかないです。 ホールズワースのアルバムのなかでは親しみやすい方だと思います。
わりと聴きやすいのはボーカルが3曲あるのも要因かと。これらボーカルでのバッキングがとても良いのでぜひ堪能あれ。 シンタックスを導入する前のアルバムで、個人的には一番好きです。
“Metal Fatigue”では、ハーモナイズ・ギターでメタリックなリフとバッキングの美しいコードのコントラストが印象的です。 ソロもうっとりするような流麗なフレーズです。低音弦から高音弦まで高速で駆け巡るのが爽快。
“Home”はコードワークが美しい。どうやって出しているのかわかりませんが。 サウンドも、ピックアップはハンバッカーだと思いますが、どうやって音を作っているのか想像できません。
“Devil Take the Hindmost”はクリーン・トーンの和音で弾くテーマのメロディが良いです。 ソロの歪みは中音が強調されていますが、これも美しい。超絶なフレーズが続きます。 展開がまったく予想できない。
“The Un-Merry-Go-Round”ではトライバルテックのゲイリー・ウィリスが参加しています。 このアルバムのなかでは一番とんがってる感じで、いかにもなメロディのテーマと目まぐるしい展開。 14分を超える大作です。長い。ぶっ飛びのソロがまんなかあたりで聴けます。 (まあ、このアルバムではあちこちでぶっ飛びのソロが聴けますが…。)