ビストリアニク・ハンフリーズ / ワクチン神話捏造の歴史

mRNA新型コロナワクチンを接種すればするほど死亡者数が増えるグラフを目の当たりにして(きみはそれでもワクチンを打つか)、ワクチンという概念そのものに疑念を持つようになった。

私たちは売りたくない! “危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭では、天然痘やポリオワクチンの例が述べられている。特にポリオは「ワクチンによって根絶された」旨が書いてある。

さて、本当にそうなのか。

この本によれば、天然痘やポリオに対してワクチンが効果があるエビデンスはない、という。

天然痘

そもそも、神格化されているジェンナーの行為そものもの、当初から否定する事実ばかりだったという。

ジェンナーが1798年に天然痘ワクチンが一生続く免疫を形成することを主張し彼のワクチン製造の技術を推進するための論文を発表したとき、医師友好協会(Medico-Convivial Society)にて多くの医師が彼の主張に反論した。医師たちは牛痘に感染した後に天然痘に感染するケースを見てきていたからだ。

ジェンナーがその主張をするやいなや、医師たちは笑いものにした。牛を診ている医者たちは牛痘に感染した者が、その後に天然痘に感染するケースを何百も示すことができただろう……。

ストラウド市の別の医師、ヒュー医師は子どもたちが後に天然痘にかかったことからワクチンの技術が失敗したことを報告した。ジェンナーはこの報告を受け 取ったにもかかわらず無視を決め込んだ。

いやはや、ジェンナーさん、なかなか素敵なお医者様だったようだ。

天然痘はワクチン接種による死亡と天然痘による死亡がほぼ同数になる統計がある(グラフ4.4を引用):

これは、まさにmRNAワクチンと似ているのではないか。

ポリオ

ポリオに至っては、「ポリオ」と診断される基準がいい加減で、

ワクチンが広範囲に使用されるようになる以前、様々な明らかに異なる病気が「ポリオ」と一括りに呼ばれていた。 ワクチンが広く受け入れられてからはポリオウイルスによる病気とそれ以外の病気を区別するようになった。以下は1958年[ポリオワクチン導入の年]以前ならポリオと診断され記録されていた病気のリストである。

  • コクサッキーウイルスやエコーウイルスといったエンテロウイルス[腸管ウイルス]類
  • 原因不明の先天性の梅毒
  • ヒ素およびDDTによる中毒
  • 横断性脊髄炎
  • ギラン・バレー症候群
  • 多種類のワクチンを含む筋肉注射により誘発される四肢の麻痺
  • 手足口病
  • 鉛中毒

これらの症状は現在でも存在している。つまりポリオワクチンでは防げなかった麻痺なのだ。

ポリオの症状は変化したかもしれないが、それはペンの力によって書き換えられたからである。 または診断技術、生命維持技術、理学療法の進歩によって症状が変わったのである。

だという。開いた口が塞がらないよ。

ワクチン成功例の優等生、ポリオとしたことが…。ワクチンで防げないだと!

ポリオと診断されたもののポリオウイルスとは全く関係なかった麻痺性の病気がどのくらいあったのか。1958年のミシガン州における流行については詳しく記述されているので良い参考となる。この流行はソークが開発したポリオワクチンが大々的に使用されてから4年後に起こっている。掘り下げた分析により、診断例の半数以上がポリオウイルスとは関係なかったことが明らかになった[図12・2と図12・3]。「ポリオ」の原因はポリオウイルス以外にもいくつかあったのだ。

ポリオウィルスそのものは存在するが、「ポリオ」と診断される症状の半数以上がポリオウィルスとは無関係だった!

百日咳・はしか・ジフテリア

百日咳・はしか・ジフテリアなど、ワクチンが市場に出てくるまでに死亡率が低下していることが指摘されている。

百日咳の死亡率の変化(グラフ11.3を引用)

はしかの死亡率の変化(グラフ11.4を引用)

ジフテリアの死亡率の変化(グラフ11.9を引用)

ちなみに、ジフテリアは抗毒素の使用より以前から死亡者数は減少しているから、抗毒素の効果で説明するのは無理がある(グラフ11.8)。

ということで、私たちは売りたくない! “危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭のチームKのみなさん、ワクチン稼業はそもそも「ヤバい」のですよ。自分なら、仕事に意義がないことと社会への影響に耐え切れず他業種へ転職するね。

抗原原罪

第13章に抗原原罪についての記述がある。

抗原原罪とは(名前が分かりづらいが)、

ワクチン接種の後、自然の病原体に後に曝露したとき、体はワクチンによってプログラムされた通りにしか反応しない──これが抗原原罪という言葉が意味する状態である。
とある。

もっと端的な説明がある:

免疫学者やワクチン開発者が抗原原罪について語らないのは、もし彼らが人々に抗原原罪が何を意味するかという根本的な説明や実際に観察されている事実を説明するならば、免疫の根本的な力をワクチンが弱めてしまうと説明しなければならなくなるからだ。そして彼らは百日咳ワクチンによる免疫が非常に劣っていること、そしてワクチンによる免疫が、免疫学において意図していなかった結果を将来もたらすことを認めなければならなくなるだろう。余談だが、抗原原罪はインフルエンザ接種を受けた人々が、インフルエンザH1N1型がやってきたときに疾病率が高かったことの説明にもなる。

ワクチンによって免疫機能が邪魔されてしまうことを意味する。

アホらしい。こんなものを喜んで接種していた自分の不明を恥じる。

なお抗原原罪については自粛マスク蛋白マン氏のポストで多く言及されている。自分は氏のポストで問題を知った。

優生学とワクチン

第8章に優生学とワクチンの関係について興味深い指摘がある:

優生学を基盤とする強制断種[不妊手術]とワクチン接種の強制接種は類似していると指摘されることがある。どちらにも社会的な「善」のためには個人の自由や選択は抑圧すべきだという考え方があるからだ。

優生学とワクチンの関係というと、ワクチン推しなのがWHOである。

そのWHOに多大な出資をしているビツ・ゲイツの父親は”Planned Parenthood”(全米家族計画連盟)の理事を務めていたようだ。

この全米家族計画連盟の創立者は、米国における優生学の第一人者であるマーガレット・サンガーである。 ということで、ビル・ゲイツが優生学的な思想を持っていることは十分ありそうだ。

ちなみに優生学的政策の例は優生保護法で非常に批判があるし、ナチス・ドイツの人種政策に優生学的な政策が含まれているので、倫理的には危うい側面があると言える。 われらがビル様は、本人はどうなのかは知るよしもないが、少なくともそんな志向がある系譜であることは確かだ。

なぜ「恐しい病気が減ったのか」の答え

この本の第1章・第2章は、急激に発展したかつての都市部がいかに劣悪な生活環境、不健康な食品だったか、そして子供たちが劣悪な環境で労働させられてきたかに費されている。20世紀に入って以降、これらは大幅に改善しているのだ。

現代でも衛生と病気の関係は十分に認識されているが、以前の衛生状態は現代人の想像を絶する極悪な状況だったのが、この第1章・第2章で垣間見ることができる。

そんな劣悪だった生活環境・食生活・労働環境が大幅に改善されて病気が減るのは当然なのだ。

生活環境・食生活・労働環境が大幅に改善された同時期に「ワクチン」なるものが導入されていて、ワクチン以外の要因が隠蔽された状態で狡猾なワクチン推進者達の便利な道具にされているのが、上記の神話の正体というわけだ。 かの有名なロックフェラー関連はポリオあたりから派手にご活躍されているようだ。 ワクチン推しの元締めはやはりロックフェラーあたりと考えるのが自然だろう。

おわりに

上記はかなり雑にまとめたものだ。自分はこの分野の素人なので、理解不足の部分はあると思う。

それでも、「ワクチン」「予防接種」「重症化防止」などの概念そのものが(エビデンスがなく)科学的とは言えないことはよく分かった。

この本を含めてワクチン絡みのことを知るまで、自分は医療や医学は物理学や数学と同様に科学の領域だと思ってきた。 だから科学者としての良心や論理性の部分で共通するものがあるのだと信じていた。ナイーブ過ぎた。

今や、医療にはそんな共通項はない分野であることが分かった。 はっきり言って医療は「科学的であることを重視」していない。

全部の医者や医学関係者が悪いとは言わないが、良心的で論理的な関係者はマイノリティで、大部分は命よりも研究やお金のほうに興味があるというビジネス領域らしい。 医療などというのは幻想で、この幻想から覚めないようにあの手この手で絡めてくるのが医療ビジネスの世界だということなのだろう。

mRNAワクチンの件で医療というものにとても懐疑的になっていたが、今では強烈な医療不信になってしまったよ。 実際、米国での死因の第三位は医療過誤らしいし。 医療介入によって死亡する可能性のほうが、ワクチンよって死亡が予防される可能性よりも高いらしい。 マジで「死にたくなければ病院に行くな」だと思う。

ところで、世のインフルエンサーなる方々は上から目線でこんなことを言うようだ(画像のほう):

マイクロチップ云々は論外としても、mRNAワクチンの健康被害救済の認定者数を見ても同じことが言えるのだろうかね(新型コロナmRNAワクチンの健康被害を調べてみた)。 自分からすれば、あの数字を見てもワクチンを勧める人は「頭おかしい」と思うけどな。 インフルエサーなんて、この程度のオツムなのだよ。この程度の方々をありがたがるのは止めとけ。

堀江氏は糖尿病を患っておられるようだが、正しい医療の知識をお持ちであれば糖尿病くらいは防止できたのではないでしょうかね。 それとも、正しい医療知識をお持ちでワクチン製造会社と非常に仲が良いのでしょうか。