最近見つけたツールでよく使っているのが RipX DeepRemix です。
これはDeep Learningの技術を用いて音源を分離してピアノロールで表示してくれるソフトです。
RipX DeepRemixイメージで言うと、WavetoneとSpleeterを合体させた感じでしょうかね。
Wavetoneは取り込んだ音源を分析して、ピアノロールで表示してくれます。midi形式で保存もできます。 ただ、Wavetoneは音源(ベース・ドラム・ギター・ボーカルなど)の分離はできません。
Spleeterは音源を分離して保存してくれますが、ピアノロールでは表示してくれません。
RipXは音源を分離してくれて、かつ編集も可能です。
ぼくがよくやるのはこんな感じです。 ギターだと判定されて分離した音源はギター以外の音も含まれてしまいます。 例えばキーボードなど。 これを削除したり、別の音源に移動してやると、ずっと綺麗なギタートラックにすることが出来ます。 自動では出来ないので手動でやる必要がありますが…。
ボーカルの除去はかなり優秀なので、ボーカルのバックにいるギターを確認するのに重宝します。 即席でカラオケもできちゃいますね。
ギターのバッキングトラックも少し作業すればできなくもないです。どのくらいで妥協するか次第だと思います。
ぼく自身は自作のバッキングトラックを作るときのベース・キーボードの確認・コピーに使っています。 おおよその楽器が分離されているので、コピーするときはかなり便利になっています。
テンポの解析、小節の判定もやってくれます。これらは地味に便利です。
テンポも変更可能ですが、変更は時間がかかります。いわゆる耳コピーツールほど小回りがききません。
ただ、この手のツールは限界があって、例えば速弾きフレーズはほとんどピアノロールで追従できていません。 なので結局別ツールなどで耳コピーする必要はありそうです。