長らくLinuxを触っていますが、fileのパーミッションは今でも悩むときがあります。
たとえば ls -alt みたいなコマンドを打つと下のような表示がされます。
この左端のrwxの表示がパーミッションです。 この設定はchmodコマンドを使いますが、その指定の2通りがあったりします。
目次
パーミッションのグループ
パーミッションは4つの項目で表示されています。それを視覚化したのが下です。
一番左がディレクトリか否か、それから右はそれぞれユーザー、グループ、一般ユーザーのパーミッションを意味します。
directory | user | group | other |
---|---|---|---|
d | rwx | rxw | rxw |
パーミッションの数字表記
パーミーションはread, write, excecuteに項目でそれぞれ権限が付与されます。
readは読むこと、writeは書き込み、executeは実行が、それぞれ許可されているかを指定するというわけです。 これら三つを一緒くたに指定するのに8進数の数字で表記することがよくあります。
permission | r | w | x |
---|---|---|---|
bit | 2^2 | 2^1 | 2^0 |
num | 4 | 2 | 1 |
どういう考え方で数字をあてはめているかというと、rwxを2進数と見立てて上から付与されると4、2、1と読みます。 付与されなければ0です。
パーミッションの8進数表記例
よく使われる8進数の表記は以下のような場合です。それ以外はあまりないと思います。
r | w | x | octal num |
---|---|---|---|
4 | 2 | 1 | 7 |
4 | 2 | 0 | 6 |
4 | 0 | 1 | 5 |
4 | 0 | 0 | 4 |