真空管を使うエフェクターを妄想中ですが、悩みは電源です。 まずはB電源(プレート用の電源)の設計です。
普通にトランスを使うのもアリですが、スイッチング電源を使うのも考えてみたいのでシミュレーションしてみました。
12Vのスイッチング電源からさらにブーストする例が【春休みの工作2】真空管用の電源をつくってみたにありました。 より詳細な例としては昇圧回路 NJM2360(Output: 170V to 200V, 20mA) 2016.01.12にあります。
いずれもNJM2360AD (JRC)を制御に使ったブースト・コンバータです。 ブースト・コンバータの部分だけをまずはシミュレーションしてみました。
入力が12V、出力を260Vとするとデューティ比は
\[ D = 1 – \cfrac{12}{260} = 0.95 \]くらいになります。
このデューティ比のPWMをFETに入れてシミュレーションしました。
回路定数は昇圧回路 NJM2360(Output: 170V to 200V, 20mA) 2016.01.12を参考にしました。
負荷は電流が50mA程度になるように設定しました。
電圧は300V近くなっていますね。
NJM2360ADは抵抗の分圧で出力電圧が設定できるので、半固定抵抗で調整できるようにしておくのが良さそうです。