Paul DavidsによるSRV Scuttle Buttin’リフの弾き方解説

Paul Davidsによるスティービー・レイ・ヴォーンの有名曲”Scuttle Butthin'”のメイン・リフの弾き方解説を紹介します。

ビデオも良くできてますから楽しめますね。

5つのポイントをあげています:

Challenge 1

スライド か ベンド(チョーキング)かを解説しています。

レイ・ヴォーンのライブ動画だとスライドを使っているで、多くの人はスライドで演奏していますが、ここではスタジオ盤のサウンドから推測しています。

音程の上がり方から推測するに、どうやらスライドではなくてベンドらしいですね。 確かに、自分でコピーしても粘る感じはスライドでは出ないのが悩みでした。やはりベンドか…。

Challenge 2

ピッキングについて解説しています。 アウトサイド・ピッキングが楽そうです。ここも右手にストレスを感じやすい箇所です。

最初の部分はこんな感じで解説しています:

ダウン(3弦ベンド)→ダウン(2)→アップ(1)→ダウン(2弦)→アップ(2弦・ベンド)

Challenge 3

ペンタトニックを下がる時はプリング・オフ。 ベンドやスライドではなくプリング・オフ。SRV本人のライブではスライドっぽいですが、ここではプリング・オフで解説しています。

Challenge 4

E弦を鳴らす(ヒット)時は他の弦をミュートするとよりパワフル。

コードは基本的にアップ・ストローク。
  • E7+9 G(E弦)D(B弦)E(D弦) ほかはミュート

    これはスタジオ盤の音源を聴きながら解説しています。”So powerful, so tight”と言っていますね。

    だからコード・トーンを全部鳴らしていないのでは、という仮説です。

  • A7 G(E弦)C#(B弦)A(G弦) E(D弦) A(A弦)ほかはミュート

  • B7+9 いわゆるジミヘン・コード。

    D(B弦) A(G弦) D#(D弦) B(A弦)ほかはミュート

Challenge 5

テンプが156!

おわりに

これは素晴しい解説ビデオでした。SRVの演奏へのリスペクトが感じられる点が良いと思います。

解説する本人が弾けるとか上手いとかよりは、こういうリスペクトを込めた解説のほうが面白い。

解説に限らず、カバー動画もでカバーの題材として「どうだ!」というのも良いですが、「リスペクトして弾いてみた」感じのほうが愛情が感じられます。個人的にはそういうカバーを目指したいものです。