松原正樹の2002年・2003年のライブ録音です。 このアルバムのポイントは今剛とツイン・ギターのライブという点です。 CD2枚組で全24曲で、極上のツイン・ギターが堪能できます。
曲はパラシュートと松原正樹のソロからが中心です。 斎藤ノブとマイク・ダンが参加していて、かなり「パラシュート」に近い感じる瞬間もあります。
録音のチャネルの左側が松原正樹、右側が今剛です。 当時に近い時期のライブ動画をみても、ステージ上でもたいていこの並びのようですね。 今剛のインストのライブはあまりないので、これはこれで貴重です。 しかも今剛のソロアルバムに入っていた”Agatha”も演ってます。このソロがサイコーです。
この二人のコンビネーションは他に類を見ないものです。 大雑把なタイプとしては、似ているように聴こえますが、細かくフレーズやサウンドを聴くとやはり違います。
阿吽の呼吸でハモって、ソロの応酬をして、バッキングにまわって相手をもり立てる、そんな深いアンサンブルを楽しめます。 盟友どうしの演奏は、それだけで嬉しくなるものです。