PRISMのギタリスト和田アキラの最初のソロアルバム。 ギターインストとしても傑作。なんだけど、あんまり知られてないっぽい。どうしてかな。
1983年のリリースで、PRISMの∞(永久機関)の頃と時期として重なる。 PRISMが迷走してしていた時期なので、このソロの方がのびのびやっている感じがするのは気のせいではないでしょう。
メンツも当時のPRISMの渡辺健、青山純、中村哲が全員参加して、PRISMのまんまじゃん。ただし4人揃っての曲はない。 ほかには村上ポンタ秀一、山木秀夫、向井滋春、兼崎順一、松岡直也、大谷和夫、富倉安生、伊藤広規、が参加している。 あとジェフ・バクスターも1曲参加(“Hollywood Nightwalker”)。
∞(永久機関)のギターは消化不良な感じだったのに対して、こちらはガンガン弾きまくっています。 曲もバリエーション豊かで、ずっと通して楽しめます。
レコードに入っていたシートによれば、使ったギターは
- ギブソン・レスポール58、80年モデル
- フェンダー・ストラトキャスター 56年、64年モデル
- ローランド・ギターシンセGR-500
- ヤマハ・ベースBB6
ストラトはロック式のアームが装着されている。
アンプは
- マーシャルMK-II(Super Lead)
- HI-WATT: AP SA212
- YAMAHA: F100-112
エフェクターは
- YAMAHA SB-200、GP-1
- ROLAND: SDE-200
- KORG: Stage Echo
- MUTRON: Bi-Phase
- SHO-BUD: Volume Pedal
- MXR: Dyna Comp
- T.C. ELectronics: Booster, Line Driver, Distortion
SB-200は野呂一生も使っていたYAMAHAのエフェクターボード。中身の開発はKORGだったらしいけど。 ディストーションペダルも使っていたのが興味深いですね。