グルテン・乳製品・植物性油・甘いものが四毒な理由

この時点で、ネットを検索しても吉野敏明氏が提唱している「四毒」について理由が整理されているものが見当たらない。

動画の情報をもとに自分なりに整理しておく。

不正確な部分はあるかも知れないので、詳細は吉野敏明氏の動画を参照されたい。

グルテン

四毒として「小麦粉」と言われるほうが多いが、小麦粉のグルテンが「毒」。

グルテンが毒である理由は、グルテンが免疫機能を攪乱してしまうため。

代表例がセリアック病。免疫系が自分の組織を攻撃する病気で、攻撃対象が腸の場合がセリアック病。

そのほかの身体の器官を攻撃してしまうことで引き起こされる病気が以下のリスト:

  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • パーキンソン病
  • 花粉症
  • アトピー性皮膚炎
  • リュウマチ
  • 慢性的不調

(2025-04-12追記)

攻撃するのがTNFα。TNFαは Tumor necrosis factor。

ChatGPTにTNFについて訊いてみた答がこちら:

TNFα(Tumor Necrosis Factor alpha)」は現在、「TNF(Tumor Necrosis Factor)」と呼ばれることが多くなっています。以下にその概要を整理してご説明します。

TNF(TNFα)とは?

TNF は、主に免疫系に関与するサイトカインの一種で、炎症反応の中心的な役割を果たします。

項目内容
正式名称Tumor Necrosis Factor
旧称TNFα(βも一時期あったため区別のため)
分泌細胞主にマクロファージ、T細胞、自然免疫細胞
作用炎症促進、細胞死(アポトーシス)、免疫応答の調節
標的細胞幅広い細胞種(内皮細胞、神経細胞、がん細胞など)

主要な機能

  1. 炎症反応の促進
    サイトカインカスケードの上流にあり、他のサイトカイン(IL-1、IL-6など)の産生を促進。

  2. アポトーシス誘導
    細胞死を引き起こすことで、感染細胞やがん細胞の排除に関与。

  3. 血管透過性の亢進
    血管内皮細胞に作用し、局所炎症部位への免疫細胞の移動を助ける。

  4. 自己免疫疾患への関与
    過剰なTNF活性は、リウマチ性疾患や炎症性腸疾患(IBD)などの原因に。

医療応用と治療標的

TNFは疾患と強く関係しており、**「抗TNF療法」**が開発されました。

抗TNF薬用途
インフリキシマブ(Remicade)関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎など
エタネルセプト(Enbrel)関節リウマチ、乾癬
アダリムマブ(Humira)多くの自己免疫疾患

「TNFα」から「TNF」への名称の変化

  • 当初は「TNFα」と「TNFβ(リンホトキシン)」が区別されていました。
  • しかし、現在は「TNFα」が一般に「TNF」と略され、「TNFβ」はほとんど使われないため、「α」は省略されることが多くなっています。

抗TNF薬はTNFのはたらきを抑制する薬。 つまりリウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬、そのほかの自己免疫疾患には本来がんを排除する機能のTNFが関係していることが知られている。

(2025-04-12追記おわり)

(2025-04-13追記)

ChatGPTにTNF、グルテンと自己免疫疾患の関係についてまとめてもらった。そちらも参照して欲しい。

TNF・自己免疫疾患・グルテンの関係についてChatGPTにまとめてもらった

(2025-04-13追記おわり)

吉野氏以外でグルテンの免疫系への影響について述べているページを探してみたが、どこも下記のような情報どまりだった:

セリアック病以外の免疫への影響についてはネット上では見付からない。 その意味では、そのほかの病気については吉野氏の説というのが正確かも知れない。

だからと言ってインチキということでもない。

吉野氏が診てきた症例・経験から述べている内容である。 「吉野氏を信用するかどうか」という部分はある。「信じる」というのは、最終的には自分で決めることだ。

四毒を止めることで健康被害がでるものではないから、自分で確かめることができる。ここが大事なポイントだ。 誰かが言っているから信じるのではなく、自分で確かめることで自分で納得できる。 そうすると、ほかの人にオススメできる。

蛇足ながら、医療の論文はほとんどが信憑性がないと医学の学者が言っている(たとえばhttps://www.nikkei.com/article/DGXZZO36472380U8A011C1000000/)。

また「◯◯が身体に良い」とかいうのも同様に「商売」が絡むことが多数だろう。

なおグルテンはエクソルフィンという物質を含み(モルヒネと同様の作用を持つ)、脳内報酬系に作用することが知られている。

これはグルテンが中毒性を持つと同時に、セリアック病など自己免疫疾患で自分の組織を攻撃しても、エクソルフィンによって鎮痛されてしまう。 身体的な痛みを感じないまま、中毒になってグルテンを摂取し続けることで、病気を悪化させる可能性があるということだ。 (例えば The opioid effects of gluten exorphins: asymptomatic celiac disease – PMC)

乳製品

乳製品は発癌性が指摘されている。女性は乳ガン、男性は前立腺ガンなどを誘発する。

また骨粗鬆症を引き起こす。これは吉野氏だけでなく内海聡氏も指摘している。

ガンにも牛乳は一枚噛んでいるとされる。ジェイン・プラントの著書『乳がんと牛乳』が有名だが、畜産で育った乳牛の牛乳は成長ホルモンや女性ホルモンが含まれており、抗生物質も入っており、過酸化脂質も入っている。そして、牛乳が性ホルモン系のガン(前立腺ガン、乳ガン、卵巣ガン) の発症リスクを高めるというのは、いくつも医学研究で結果が出ているのだ。

にもかかわらず多くの日本人の医学者はそれを否定するらしい。もちろん牛乳業者は徹底的に否定する。

骨を強くするためには牛乳に頼ってもむしろ逆効果であり、生命の輪を尊重した食生活に留意せねばならない。運動や小魚は研究上、骨にいいことは証明されており、牛乳よりもこちらを重視せねばならない。

内海氏の言説は吉野氏の言説と異なる場合もあるため、注意が必要だ。

特に植物性の油については、内海氏は良い油もあるという。 自分も最初はこちらを信じて、いくつか試したが最終的に吉野氏の話に従ったほうが脂漏性皮膚炎は改善した。

植物性の油

神経が伝達されるミエリン鞘に穴が開く。

ミエリン鞘を溶かすものはアルデヒド。植物性油脂が体内に入るとアルデヒドになり、ミエリン鞘を溶かす。

神経鞘は穴が開くと修復されない。

植物性の油を過剰摂取して罹患するのは以下の病気:
  • てんかん
  • 統合失調症
  • パーキンソン病
  • アルツハイマー病

また、身体の腺(汗腺・甲状腺・舌下腺・乳腺など)を詰まらせる。 体臭・ワキガの原因になる。

甘いもの

糖が細胞(タンパク質)に結合して、終末糖化産物(AGEs)を生成する。

AGEsは炎症性のサイトカインを分泌する (サイトカインは細胞間の情報伝達を担うタンパク質。炎症性サイトカインは体内の炎症症状を引き起こす: サイトカイン(cytokine)|用語集|腸内細菌学会)。 慢性的に身体に炎症を起す。

疲れやすくなる・眠れなくなる・ニキビが直らない・ガンが消えにくい・最終的に糖尿病になる。