お正月で書き初めと言えば xshodo と思ったのですが、Debian unstableではpackageではなくなっているようです。
探してみると、lennyではpackageになっていました。そこから xshodo_2.0-13.dsc , xshodo_2.0.orig.tar.gz , xshodo_2.0-13.diff.gz を頂いてきて、unstable上のpackageを作ってみました。
目次
ファイルの展開
まずは上記の3つのファイルを同じディレクトリに置いた後
> dpkg-source -x xshodo_2.0-13.dsc
としてファイルを展開します。
構築環境の準備
そのままbuildしても環境が不十分な場合があります。展開されたディレクトリ(xshodo-2.0)に移るとdebianというディレクトリがあります。その中の control というファイル(テキスト)を見ると、
Build-Depends: debhelper (>> 3.0.0), libx11-dev, libxmu-dev, libxt-dev, xutils, libxaw7-dev
があります。これらをインストールします。ただし、xmkmf コマンドは xutils-dev パッケージに含まれていますので、こちらもインストールしておきます:
> sudo apt-get install debhelper libx11-dev libxmu-dev libxt-dev xutils xutils-dev libxaw7-dev
ちなみに、packageとしてapt lineで情報が取得できる場合は構築環境は
> sudo apt-get build-dep xshodo
のように可能ですが、xshodo はpackageとして登録されていませんので、この方法が使えません。
package のビルド
これで準備が整いましたので、早速 package を構築しています。先程展開されたディレクトリ xshodo-2.0 に移動して
> sudo dpkg-buildpackage -d -rfakeroot -us -uc
を実行します。これで私の環境では xshodo_2.0-13_amd64.deb が作成されました。amd64のところはマシンのアーキテクチャが入ります。
インストールは
> sudo dpkg -i xshodo_2.0-13_amd64.deb
で行います。
書き初め
undoがないので一発勝負です。この辺りは実際の書道と同じですね。