xshodo で書き初め

(更新日: 2025年8月24日 )

※注意: 以下は2012年に書いた記事であり、2025年現在ではDebian Lennyのパッケージアーカイブはダウンロードできない。

※ Debianパッケージの作り方の記録として残しておくが、現在のビルドの方法を新たに追記した。

お正月で書き初めと言えば xshodo と思ったが、Debian unstableではpackageではなくなっている。

※ 注意: xshodoはX11アプリケーションであり、Wayland環境では追加の設定(XWaylandなど)が必要になるかも知れない。

【2025年更新】 バイナリのビルド

2025年の時点でもビルドは可能だ。このような古いソフトをDebianパッケージにするモチベーションは低いため、/usr/local以下に直接インストールする。

ソースの入手

2025年の時点では xshodo_2.0.orig.tar.gz からソースコードを入手できる。

wgetかcurlでダウンロードする。もちろんブラウザからダウンロードしても良い:

$ wget https://cdimage.debian.org/mirror/debian-amd64/debian-amd64/pool/non-free/x/xshodo/xshodo_2.0.orig.tar.gz

ソースの展開

$ tar xvf xshodo_2.0.orig.tar.gz
$ cd xshodo-2.0.orig 

環境構築

ビルドに必要なツールをインストールしておく。これは下にある以前の記事の内容と同じだ。Debian以外は適宜読み替えて欲しい。

$ sudo apt-get install libx11-dev libxmu-dev xutils libxaw7-dev libxt-dev

ビルド

README.jpによれば xmkmf -a を実行しろとなっているが、”-a”は無くてもビルドは出来た。 これはxshodoがサブディレクトリを持たない単純な構成だからであり、トップディレクトリのMakefileだけで十分だからだ。 (“-a”をつけると、Makefileが生成された後、make Makefiles、make includes、make dependが順に実行される。)

そのままだと /usr/bin にインストールするので、インストールディレクトリだけは変更しておきた。 この場合はProjectRootを変更するオプションをxmkmfに渡してやる:

$ xmkmf -DProjectRoot=/usr/local

あとは普通にmakeすればOK。

$ make 
$ sudo make -n install
$ sudo make install
【古い内容】Debianパッケージの作成方法 (クリックすると展開されます)

【古い内容】 Debianパッケージの作成方法

※ 以下は古い内容。記録として残しておく。リンク先は生きていない。

探してみると、lennyではpackageになっていた。 そこから xshodo_2.0-13.dsc , xshodo_2.0.orig.tar.gz , xshodo_2.0-13.diff.gz をダウンロード、unstable上のpackageを作ってみた。

ファイルの展開

まずは上記の3つのファイルを同じディレクトリに置いた後

$ dpkg-source -x xshodo_2.0-13.dsc

としてファイルを展開する。

構築環境の準備

そのままbuildしても環境が不十分な場合がある。 展開されたディレクトリ(xshodo-2.0)に移るとdebianというディレクトリがある。。 その中の control というファイル(テキスト)を見ると、

Build-Depends: debhelper (>> 3.0.0), libx11-dev, libxmu-dev, libxt-dev, xutils, libxaw7-dev

がある。 これらをインストールする。 ただし、xmkmf コマンドは xutils-dev パッケージに含まれているので、こちらもインストールしておく:

$ sudo apt-get install debhelper libx11-dev libxmu-dev libxt-dev xutils xutils-dev libxaw7-dev

ちなみに、packageとしてapt lineで情報が取得できる場合は構築環境は

$ sudo apt-get build-dep xshodo

のように可能だが、xshodo はpackageとして登録されていないため、この方法が使えない。

package のビルド

これで準備が整った。早速 package を構築しよう。先程展開されたディレクトリ xshodo-2.0 に移動して

$ sudo dpkg-buildpackage -d -rfakeroot -us -uc

を実行する。 これで私の環境では xshodo_2.0-13_amd64.deb が作成された。amd64のところはマシンのアーキテクチャが入る。

インストールは

$ sudo dpkg -i xshodo_2.0-13_amd64.deb

で行う。

書き初め

undoがないので一発勝負だ。この辺りは実際の書道と同じだ。

mu
xshodoによる「無」の境地。