安倍晋三元首相の功績を称えるアメリカ上院決議の日本語訳

原文は S. RES. 706 にあります。

第117回国会

第2セッション

S. RES. 706

日本の元首相、安倍晋三を偲ぶ


アメリカ合衆国上院において

2022年7月13日

ハガティ氏(本人、カーディン氏、リッシュ氏、メネンデス氏、ティリス氏、ヴァン・ホーレン氏、クルーズ氏、リーヒー氏、スコット氏(フロリダ)、ブルメンタール氏、ルミス氏、ダックワース氏、ジョンソン氏、クーンズ氏、モラン氏、ダービン氏、ブラックバーン氏、ケイン氏、ウォーノック氏、クレイマー氏、ブラント氏、ミスター・ブラックバン氏、ケイン氏、ブラント氏、ウォーノック氏、クレイマー氏、ヒッケンルーパー氏、アーンスト氏、シャッツ氏、フィッシャー氏、マーキー氏、ロムニー氏、ケリー氏、キャシディ氏、ブッカー氏、ブーズマン氏、ファインスタイン氏、デインズ氏、マークリー氏、ラウンズ氏、ルハン氏、ルビオ氏、 キング氏、トゥーミー氏、クロブチャー氏、ホーベン氏、パディラ氏、コットン氏、ベネット氏、コリンズ氏、スミス氏、ウィッカー氏、マレー氏、ホーリー氏、シャヒーン氏、バラッソ氏、コーニン氏、チューン氏、グラハム氏、カピート氏、シェルビー氏、ポートマン氏、ヤング氏、ハイドスム氏、ヤング氏、ハイドスミス氏、サリバン氏、クラポ氏、マーフィー氏、グラスリー氏、リード氏、インホフ氏、カーパー氏、ケネディ氏、ワイデン氏、バー氏)が提出した決議案を外交問題委員会に付託した。

2022年7月20日

委員会審議を打ち切り、検討され、同意された


決議事項

日本の元首相、安倍晋三を偲ぶ。

過去75年間にわたる繁栄した民主的な日本の出現は、世界の安定と平和の基盤の1つであるがゆえに。

安倍晋三元首相は、2022年7月8日に悲劇的に暗殺され、一流の政治家と世界の民主的価値のたゆみない擁護者を失う結果となったがゆえに。

安倍晋三元首相は、2006年から2007年、2012年から2020年まで日本の首相を務め、日本の政治、経済、社会、そして世界の繁栄と安全保障に忘れがたい足跡を残したが、このたびの暗殺は、その足跡を絶つものではなかったゆえに。

2007年8月、安倍晋三元首相はインド共和国国会において、自由で開かれたインド太平洋のビジョンを鼓吹する「二つの海の合流点」と題する歴史的な演説を行ったゆえに。

2012年12月、安倍晋三元首相は、現代の四極安全保障対話の前身である民主的安全保障ダイヤモンド構想を発表し、米国、オーストラリア、インド、日本がインド洋地域から西太平洋に広がる海洋秩序を「ダイヤモンドで守る」戦略を構想していたゆえに。

2015年4月、安倍晋三元首相は日本の指導者として初めて米議会合同会議で演説し、日米関係を「希望の同盟」と呼び、「第二次世界大戦中に失われたすべての米国民の魂に永遠の哀悼の意を表する」と述べたゆえに。

安倍晋三元首相は、2019年10月7日にワシントンで行われた日本国とアメリカ合衆国との間の貿易協定を含む外交、軍事、経済協力を強化することにより、米国の複数の大統領政権を通じて日米同盟を前進させたゆえに。

安倍晋三前首相は、朝鮮民主主義人民共和国に拉致された日本国民の問題の解決に精力的に取り組み、日本への安全な帰還を継続的に求めてきたゆえに。

安倍晋三元首相は、朝鮮民主主義人民共和国の非合法な核兵器開発プログラムへの収入を絶つための世界的なキャンペーンを主導することによって、朝鮮民主主義人民共和国の非核化を執拗に追求したゆえに。

米国は、安倍晋三元首相の暗殺により、偉大な友人と同盟国を失ったゆえに。安倍首相のリーダーシップにより、日米両国は、世界中で自由、繁栄、安全を促進し、権威主義や専制政治に反対するために、今後数十年にわたって協力するための永続的な基盤が築かれた。 よって、以下のとおりとする。

決議: 上院は

(1) 安倍晋三元首相とその日米同盟強化への功績を偲び、また

(2)安倍晋三元首相のご遺族と日本国民に哀悼の意を表する。