ジェフ・バーリンのアルバムですが、スコット・ヘンダーソン目当てでよく聴いてました。 ドラムはスティーブ・スミス、キーボードはTラヴィッツという、ほぼ”Players”。
8曲中、6曲にスコット・ヘンダーソンは参加しています。ソロも結構長めのが多いので、スコット・ヘンダーソン好きは外せないと思います。 1曲目の”Mother Lode”では割と珍しいカッティングも聴けたりします。 ギターサウンドは滑らかなディストーションで、美しいですね。シングルコイルPUっぽい歪みもあって、これがまた良い音です。
テーマがメロディアスな曲も多くて、さほど難解ではないので全体的にとっつきやすい。 難解でない曲でも、スコット・ヘンダーソンのソロはスピーディーでアウト気味なテンション高めのフレーズを繰り出してカッコいい。 メロディアスなテーマと緊張感のあるギターソロという構成で、メリハリが効いていて聴いていてもあまり疲れません。
この手のメロディアスな曲でテンションが高い音使いをしていても、スコット・ヘンダーソンはインからアウト、アウトからインに出入りするバランスが良いと思います。 こういう演奏をもっと聴きたいですね。
1曲だけニール・ショーンが参加してます。ドラムのスティーブ・スミスつながりかな。ここでのプレイは…多くは語るまい。
今だと、このアルバムは廃盤で高値で取引されています。 このアルバムと”Pump It!”というアルバムを抱き合わせている”Crossroads”というアルバムが入手可能です。