Debian パッケージ数の推移をグラフ化してみた

2017-06-17 に Stretch がリリースされました。

Wikipedia の Debian_version_history によればパッケージ数は52,000になりました。

どのくらいパッケージが増えたか見える化するために、Debian パッケージ数の推移をグラフ化してみました。

パッケージ数が分かっている Buzz からプロットしています。 Buzz ではパッケージ数は474でしたから、約20年で約100倍に増えた計算です。

ぼくはHammの頃からDebianを使っています。来年で20年になるわけですね。 当時のマシンはぷらっとホームで買った333MHz CPU だったように思います。

ドイツに留学している時に Slackware を学校の PC にインストールしたの最初です。 日本語拡張のパッケージ JE を入れていました。 Slackware はパッケージ管理がいまいち(というか、tar.gzを展開するだけ)でした。 それはそれで簡単で良い面はありますけど。

RedHat 系の rpm もありましたが、より先進的というウワサの Debian を選んで、それからずっと使っているという感じです。 選んだ当時は、Freeであるとか理念とかはさほど気にしていませんでした。 初期はインストーラーが割りと貧弱で結構苦労した記憶があります。

ぼくの周囲では日本語サポートが手厚い Vine Linux が2000年前後でかなり盛んでした。 残念ながら、それらを使っていた人達はLinuxそのものを使わなくなっていきました。 Vine Linuxのユーザーは割りとライトな人たちが多い印象です。

Debianの良いところ

Debianの良いところはパッケージの多さでしょうね。(もちろんUbuntuも多いです。) 結構マニアックなソフトウェアもたいていパッケージ化されています。 ウィンドウ・マネージャーや日本語入力エンジンなど選択肢が多いというのは、自由な雰囲気でそこが個人的に心地よいと感じます。

あとはunstableなフェーズがあるということですかね(笑)。実際、ぼくはHammの途中からずっとsid(unstable)です。 初期の頃はunstableは実験的なパッケージもあって結構苦労しましたが、それでスキルが向上した面はあると思っています。

Vine Linuxなんかは、その点パッケージが少ない印象でした(あまりヘビーに使ったことはないですが)。 定番のものを抑えている感じではありますが、お仕着せ感を感じたものです。