目次
はじめに
おそらく12回目のピックアップ交換。ピックガード新調・ Fat ’50s に戻した以来、しばらくFat ’50sで弾いていたのだが、ノイズが多いのが気になってきていた。
ピックガードを作ってもらった際に柄・色違いで2つを同時に作ってもらったので、手元には3シングルのピックガードが3つある状態にある。 ピックアップ違いを全部で3パターン持つことができるので、少し冒険しようかと考えてみた。
今回はDimarzioのStacked Hum Canceling Startを3発入れてみた。 EMGも試してみたいが、今回はDimarzio。
Stacked Hum Canceling Start シリーズ
Stacked Hum Canceling Start シリーズはいくつか種類がある。どれを選ぶかなんて、試さずに決められない。 我ながらバカだと思いながら、3つとも異なる Stacked Hum Canceling Start を試すことにした。
Area’58がトレブリーという評があったので、今回はネック: Area’58 , ミドル: Area’67 , ブリッジ: Area’61 で行くことにした。
Aged Whiteを買えばよかったのだが、Whiteを買ってしまった。
Dimarzioのサイトのトーンチャートは以下のようになっている:
自分が測った抵抗値は以下の通り:
製品番号 | 抵抗値 | |
---|---|---|
DP415 | Area '58 | 6.21 Ω |
DP419 | Area '67 | 5.88 Ω |
DP416 | Area '61 | 6.48 Ω |
ピックガードが微妙に緑がかっているのだが、ピックアップカバーが白々しい。 仕方ないのでDimargioのスタック・シングル用のAged Whiteのピックアップカバーを別途買ってカバーを交換した。
(Virtual Vintage系はピックアップの背が高いので、通常のピックアップカバーだとビス穴の部分でベースとカバーの間に隙間が開いてしまう。 スプリングでカバーとピックガードを押し合うことになるため、時間が経過するとカバーが負けて変形する懸念もある。)
このシリーズの良いところはポールピースの高さが近代的にアレンジしてある点。
ハムバッカー・ピックアップのポールピースの高さ調整でも書いたように、各弦のバランスはポールピースの高さで調整する。 シングルのビンテージ系はスタガード(凸凹)しているのが普通で、3弦、2弦のバランスが悪いことが多い。
Dimarzioのスタック・タイプは3弦~1弦のポールピースの高さが、ほどよく設定されているためバランスが悪いと感じることはない。 またポールピースの角も面取りしてあるので、ピックがひっかかることも考慮されている。
トーンはネックとブリッジで効くようにしてある。ミドルはトーンなし。(エリック・ジョンソン仕様?)
交換した結果
交換結果は、自分はとても気に入った。
自分の耳では、普通にシングルコイルっぽい。ブリッジは暴れ具合もあるし、細くもない。トーンで絞れば太めの音もでる。
ネックは適度にジャリジャリ感はある。若干トレブリーな感じもするが、ローもあるので嫌な感じはしない。
なんだかんだで、手持ちのギターのほとんどがDimarzioピックアップになってしまった。まあ、そのうちまた飽きるのかも知れないが…。
以下はサウンドハウスへのリンク
DIMARZIO ( ディマジオ ) / DP415 WHITE Area’58
DIMARZIO ( ディマジオ ) / DP416 WHITE Area’61
DIMARZIO ( ディマジオ ) / DP419 WHITE Area’67
DIMARZIO ( ディマジオ ) / DM2001 Aged White
おまけ
Dimarzio のサイトの”Stacked Hum Canceling Strat“にあるピックアップのトーンチャートをまとめてみた。Viratual Vintage 54 Pro, Virtual Vintage Blues, Virtual Vintage Heavy Blues 2
HS-2, HS-3, HS-4
違いがよく分からない…。出力の違いだけかも。