「ぬか漬け」デビューしてみた。
自分の母親がぬか漬けを漬けていたので、ぬか漬けは馴染深い。 毎晩のように母親がぬか床をかきまぜていた姿を思い出せる。 (いまごろになって母親に感謝の念ばかりだ。これが30年くらい早ければよかったのかも…。)
目次
手軽なぬか床
糠から作る「ぬか床」は少しばかり敷居が高い。捨て漬けをしたり、糠以外にも昆布や煮干しなども必要らしい。 少し悩んでいたところ、MUJIの発酵ぬかどこがあるということで、さっそく試してみた。
これはチャック付きのポリ袋で売られているものだ。
容易に想像できるのは、チャック部分に「ぬか」が付着しやすいこと。 実際、ポリ袋にも「よく拭きとってからチャックを締める」旨の注意書きがある。 しかも、このポリ袋は背が高いので冷蔵庫では邪魔になる。
タッパー容器に引越し
というわけでタッパー容器に移しかえることにした。 発酵ぬかどこは1 kgで、ネットの情報によればこの場合は2~3 Lの容器が適当らしい。 キッチン用品売り場で2.6 Lのタッパー容器を買ってきた。
こんな感じ:

袋を捨ててしまったので自分のメモ用に残しておく:


デビューの感想
上記にある通りの時間で、美味しいぬか漬けが出来あがる(少し浅漬けな気もする…)。 ぬか床に唐辛子が混ぜてあるせいか若干辛めだが、これもアリ。
生野菜やサラダよりも、食べる野菜の量は増えるし(水気がほどよく抜けるから食べやすい)、植物油やうま味調味料を加えなくてもうまい。
ぬか床の手入れ
ぬか床は手入れが必要だ。野菜の水分は抜けてぬか床に移ってくる(大根や胡瓜は水分が出やすい。 )。また、ぬか床の塩分は野菜に移る。だから定期的にぬかと塩を追加する必要がある。
私の場合は、野菜の入れ替えは1週間に一回である。その際にぬかと塩を追加している。 (ぬかを追加しつつ冷蔵庫での保管なので、1週間でも漬け過ぎにはならない。ある程度しっかり漬かっているほうが好みでもある。)
いりぬかの追加
私の場合で言うと、ぬか漬けの味が落ちてくるのは、水分が多過ぎるせいだと思っている。 だから、ぬか床の硬さの調整は忘れないほうが良い。ぬかを追加するだけなので、それほどの手間ではない。
いりぬかは適量追加してぬか床の硬さを調整している。 よく「味噌と同じくらいの硬さ」と言われるが、適当で良いと思う。
なお、MUJIの注意書きには「MUJIで売っている追加用のぬか床を使え」とあるが、私はスーパーで売っているいりぬかを追加している。 これは安いし、乾燥しているからぬか床の硬さの調整がしやすい。
塩の追加
私の場合は、塩をだいたい大匙1を追加する。これは、漬ける野菜の種類や量で調整する。
漬物がしょっぱければ減らすし、酸っぱさが強ければ増やしてみる。
おわりに
これはきっと糠漬け業界の巨額の利権が絡んでいるに違いない!(← 冗談だからね。本気にしちゃだめよ。)