ギターのピックアップを交換しました。
ネック・ミドルをFender ‘Fat 50sに戻しました。
この交換前はネック側をシングルサイズのハムバッカー、ミドルをスタックタイプのハムバッカーにしていましたが(いずれもDimarzio)、私のスタイルには合わないと思い始めていました。
ちなみにブリッジはDimarzio AT-1(Andy Timmons model)のままです。
Dimarzio TheCruiserBridge(最近 Andy Timmonsにハマっているのです), Duncan SSL-1なども考えたのですが、まずは持っていたピックアップを試してみようかと。 結果は、「やはりFat ’50sは良い」です。
以前にFat ’50sに変えた時にも、見違える様な音になったことを思い出しました。 SSL-1ほどGlassyではないと思いますが(SSL-1は使ったことがないのでYouTubeなどの例から推測しかできません)、ネック側のきらびやかで太い音は捨てがたいです。ミドルも使えるシングルの音で、そしてハーフトーンが絶妙です。 ハーフトーンはAT-1のコイルタップとのコンビネーションでも良い感じです。 これは正直期待していなかったのですが嬉しい誤算です。
前回はDimarzioのハムバッカーばかりをマウントしてしまいましたが、少し血迷っていたようです…(笑)。 ProTrackはネック側でも中域が出すぎず良い感じだと思いますが、個人的にはシングルの方が好みだと今回分かりました。 残念ながら、ピックアップは試してみないと分からないですね。好みが変わるということもありますしね。
以下のピックアップ遍歴でも分かりますが、私はどうにもシングルのブリッジが好きになれないのが悩みでした。 好きになれない、というか「苦手」という感じのほうが正しいかも知れません。 かといってJB Jrは少し中途半端な印象で、しばらくVanzandtで我慢していた感じです。 VanzandtのRockもEric Johnsonが使っていたということで自分を納得させていた面があります。 そもそもEric Johnsonの音はなかなか出せませんが。
一方、ピックガードを自作してマウントしたAT-1は私の好みにドンピシャな感じでした。 ドンピシャなピックアップが見つかると、音作りに悩まないという発見がありました。 実はこういう経験は初めてです。音作りに悩まないと音楽に集中できるのが非常に嬉しいのです。 そして、bridgeで歪みが満足できると、neckやmiddleで歪の音を追求することはしなくなりました。 以前は、bridgeの歪みがピンとこないので、middleやneck側で好みの音を探して彷徨っていたわけです。 今振り返れば、これは間違った道を探していたように感じます。
そうすると、neck, middleで自分が欲しい音はシングルの音ではないかと思い始めて、今回の交換に至りました。 しばらくはこれで行けそうです。また交換したくなるかも知れませんが…。
配線は以前のHSH配線のメモの、ネックのタップを省略しただけでOKです。
私のこのギターのピックアップ遍歴は以下の通りです(本体はフジゲンのNCST-M10Rです):
neck | middle | bridge | |
ギター本体を買った時 | フジゲンオリジナル | フジゲンオリジナル | フジゲンオリジナル |
交換1回目 | Fender Fat ’50s (neck) | Fender Fat ’50s (middle) | Fat 50s bridge |
交換2回目 | Fender Fat ’50s (neck) | Fender Fat ’50s (middle) | Seymour Duncan JB Jr bridge |
交換3回目 | Fender Fat ’50s (neck) | Fender Fat ’50s (middle) | Vanzandt Rock |
交換4回目 | Dimarzio ProTrack (DP188) | Dimarzio Virtual Solo (DP420) | Dimarzio AT-1 (DP224) |
交換5回目 | Fender Fat ’50s (neck) | Fender Fat ’50s (middle) | Dimarzio AT-1 (DP224) |
交換前の写真です。
交換後は下の写真です。