Cubase Logical Editorで行う GM → Addictive Drums 2 ドラム変換

(更新日: 2025年12月31日 )

はじめに

たまにMIDIデータをCubaseにインポートして使う時がある。 困るのが、General MID (GM) パーカッションマップとAddictive Drums 2 (AD2)のマップが異なるため、そのままAD2で使えないことだ。

MIDIで入手できるドラムパートは「おまけ」みたいなものが多いので、結局自分で編集する必要がある。 その場合は慣れているAddictive Drums 2を使いたい。

そこで、GM パーカッションマップからAD2への変換一覧表を作った。

GM パーカッション・マップ → AD2への変換一覧表

MIDI 49、 48はGMとAD2に両方存在するので、コンフリクトする。 変換する場合は順番に注意する。下記の順番であれば意図しない変換は避けられるはず。

なおGMはYAMAHA式表記の音階にしてある。

GM (音階)内容AD2 (音階)備考
149 (C#2)Crash 177 (F4)49 を先に消す
248 (C2)Hi-Mid Tom71 (B3)48 を先に消す
357 (A2)Crash 279 (G4)コンフリクトなし
453 (F2)Ride Bell61 (C#3)コンフリクトなし
551 (D#2)Ride60 (C3)コンフリクトなし
646 (A#1)Open HH54 (F#2)コンフリクトなし
744 (G#1)Pedal HH48 (C2)← 48 は既に消えている
842 (F#1)Closed HH49 (C#2)← 49 は既に消えている
947 (B1)Low-Mid Tom71 (B3)コンフリクトなし
1045 (A1)Low Tom69 (A3)コンフリクトなし
1143 (G1)Floor Tom67 (G3)コンフリクトなし
1241 (F1)Low Floor Tom65 (F3)コンフリクトなし

Cubaseでの変換

Cubaseで変換する場合は、MIDI→ロジカル・エディターを使うのが楽。

下のスナップショットのように設定する。一音ずつ変換する。

おわりに

Guitar Proなどで入っているドラムパートぐらいであれば、上の変換でだいたいカバーできると思う。 それ以外は自分で対応を増やせば良い。