言い方が気に食わないヤツっていますよね。冗談言っているつもりなのか、嫌味を言っているのか、どっちかにしてくれよ、みたいな人が身近にいます。
そんなイヤなヤツに上手に言い返せれば、さぞ気持ち良いだろう!
と思ってこの本(賢く「言い返す」技術)を読むと、ちょっと肩透しな部分を感じかもです。
お気楽なものを期待していたので、結構まじめに書いてあるに面食らったり。
上司のタイプ分類(面白いけど、これで全部なの?)や事例別の対処法などがあって、それはそれで参考になりますが、もうちょっと原理的というか心構え的なところを充実して欲しかった。
個別の対処法は読んで事前に学習するだけではダメで、イメージトレーニングしたりしないと、なかなか難しそうです。
この手の問題は、自分の「型」を作るのが大事。その参考にはなる。自分の「型」の作り方の本が欲しいです。(無ければ自分で書くしかないのか…。)
3章には言い返す7つの分類があるので、そこだけ読むのでも良いかも。
メモをすると
- 相手の裏の心理を突く (「◯◯ってどういう意味すか?」「さすがですね!」「おっしゃる通り!」)
- 別の話題に誘導する(話題を逸らす) (「あのドラマ見てます?」「ニュースでやってたんですけど…」)
- 矛先を逸らす (「オレに言われても…」「もう行ってもいいすか?」「そのシャツ、良いっすね!」)
- 一段上に立つ (「興味深い意見!」「聞き取れなかったので、もう一回いいすか?」)
- 周囲を見方につける (「失礼なこと言いますね!!」「オレだけで決めてないから」)
- あえて無防備になる (「傷つくわー」)
- 筋違いの期待を裏切る (「へー」「今度、一緒にお茶でもどう?」「あたしは今しあわせ」)
人付き合いが苦手って人は、上手く言い返せないからっていうのは多いと思う。上手く言い返せないのは、その人がお人好しだったりという場合もあるでしょう(これ 、ぼくのこと)。
相手を見て、もうちょっと残酷になれるようになるのが大事なのかなーと思ってはいます。
でも、「適度に」気を遣わないってのが、一番難しいのですよね。