ほぼ30年振りに聞きました。いやいや、これ大好きだったのを思い出して聞くたびにニヤニヤしてしまいます。
いわゆるMOBO時代のライブですが、完成度は高く、ぼく個人的にはアレンジはスタジオ盤よりも好きな曲もあります。
イントロの”INTRODUCTION”の怪しげな雰囲気から”American Short Hair”に移るところがタマらんです!
このソロは展開が鮮やかで大好きでした。エフェクターも細かく切り替えていて、音色の変化も聴き所です。 向井滋春のソロも良いですね。 ドラムがポンタだと思いますが、ついつい細かいシンバルワークに耳が行ってしまいます。
続く”Σ”はイントロのジャンゴ風なギターでここでニヤニヤしてしまいます。 その後、橋本一子のラップなのかスキャットなのか謎なコーラスとアヴァンギャルドなピアノが続き、好き放題な展開。 ベースも4ビート風からスラップまで変化してます。 このギターも良いです。ジミヘン風なフレーズも出てきて分かる人には分かる感じですね。
“危険がいっぱい”の歪みベースは渡辺建でしょうかね。
“Godd Vibration”は伸びやかでわりとオーソドックスに聞こえてしまうソロで、ちょっと気分転換な感じを受けていました。
“Unicorn”は”TOCHIKA”はだいぶ違う演奏です。テーマを弾かずに自由に弾きまくった後にテーマに入るのが逆に緊張感があります。
“風連”はドラム・パーカッションがたくさんで楽しい。ベースも渡辺建がらしいプレイで存在感を示してますね。 ライブで見たかったなー。このギターはジャジー。この演奏もぼくがジャズ・ギターに興味を持ったきっかけだったような気がします。
ギターが歪み・クリーン、ロック風・ジャズ風と縦横無尽に飛び回るのが圧巻です。 単なるスタイルの引き出しの多さだけではなく、フレーズのボキャブラリーの豊富さを如実に感じることが出来る一枚です。 今聞いてもスゲー。