日本誠真会の党員をやめました

日本誠真会の党員をやめた。実のところ、今回の2025年の参議院選挙戦の序盤の時点で、党員をやめたい気持ちが支配的になっていた。

党首に対する不信感

きっかけ

今回の参議院選挙の結果が悪かったことが決め手ではある。 いや、当選したとしても党員をやめていたと思う。今回の参院選の結果はダメ押しであって、そこに至る背景がある。

吉野敏明に対する疑問は、自分のなかでは以前から芽生えていた。

最初のきっかけは、政治資金パーティーに向けて「ピアノを練習している」党首の姿だった。

彼のFacebookから引用する:

毎朝4時に起き犬猫インコに手作り餌を必ず作りオシッコ💩の世話、家の掃除洗濯、そしてストレッチをして50℃の風呂にはいり、通勤電車で生配信のネタを調べて作り、生配信を二本放映してオペをする。水曜昼は街頭演説、月金は夜に街頭演説。夜は政治活動として動画収録や生配信。その極少しの隙間時間時間にピアノの練習。

等と、やることが沢山あるのは分かる。 そんな忙しい毎日で、なぜ党首がピアノの練習して、それを録画し公開しているのか。 自分には理解に苦しむ。彼に対する疑問符の始めであった。

マーチの作曲・録音

吉野敏明は参政党のやっていることをトレースしたかったのだろうか。 たしかに参政党には党歌がある。

「誠真会マーチ」をレコーディングする動画を眺めながら、「党歌を作曲したり、自分で歌う暇があるなら党運営に時間を使って欲しい」、そう思った。

自分はものごとの優先順位を正しく判断できない人間を信用しない。この時点でもう吉野敏明を信用する気はかなり減少した。

自慢話・精神論が多い

歯科医としての実績はあるだろうし、能力もそこそこ高いのだとは思う。精神論も多く語る。 ならば、党運営や選挙戦略の点で能力をしっかり示すべきだと思う。 この点では、能力があるように現時点で見えていない。

和をもって尊しとなすなら、なぜ団結できない

吉野敏明は何度も「和を以って尊しとなす」を持ち出す。 ならばなぜ、2025年5月31日の石濱哲信・小林興起・佐藤和夫・田母神俊雄らとの対談で団結や協力体制を構築できないのだろうか。

これは最も失望した瞬間でもあった。

「保守の定義」にこだわっても、選挙民の多くは理解できない。 結局のところ、自分のこだわりを優先してしまい、日本のために団結するような思考になっていないように見える。 戸田市議の河合ゆうすけ氏のほうがずっと大人な見方を出来ていると思う。

ほかにもあるが…

不信感を持った原因は上記がすべてではない。 選挙戦については2025年参議院選における日本誠真会の戦い方についてで述べた。この記事に書いてあることもすべてではない。 全部を挙げる必要もないだろう。

日本誠真会でなくても良い

一番の理由は、「支持する政党は日本誠真会でなくても良いのではないか?」と考えはじめたことだ。

参政党も、かなり近い政策を掲げている。日本誠真会は確かに真正護憲論を掲げているし、自分もこれに賛同する。 しかし、この問題は喫緊の課題ではないように思う。

これ以上日本誠真会で肩入れしても、結果がでる前に日本が終わってしまう。 ならば、近い考えの政党を応援するほうが建設的であるし、精神衛生上も良い。

というわけで、四毒抜きから吉野敏明を知った流れで党員になったが、上記のような理由がいくつか重なって党員をやめる決心をした。 党員はやめるが、四毒抜きは続けると思う。

ところで、参政党をやめた人を「やめさん」と呼ぶらしいが、日本誠真会をやめた人は何と呼ぶのだろう。ここはやはり「やめりん」だろうか。

あと、今後どこかの党員になってもブログに書くのはやめとく。