娘が「PC欲しい」と言うので、今まで使っていたノートパソコンをお下がりにして、ぼくは新しいPCを組むことにしました。
目的は
- TV録画
- ギターやレコードの録音
- 常時ONにしていつでもすぐに使えるマシン
の三つです。
期間としては5年くらいは使う予定です。 上記のノートPCは7年使いましたが、さすがに性能が陳腐化してきました。 動画のエンコードがかなり遅いです。それ以外はあまり気にならないですが…。
てなわけで、なるべく静音で、かつ陳腐化しないパーツを選ぶことにしました。
目次
フォームファクターはmicro-ATX, ケースはIN WIN
まずはフォームファクタとケースです。 フォームファクターは、なるべく小さく、最低限の拡張性があるマイクロATXにしました。
ケースについては、スリムタワーも良かったのですが、ファンを回さない場合の冷却性能が少し心配でした。 あまりファンを回したくなかったのでミニタワーにしました。
CPU: Core i7 10700
動画のエンコードを頻繁にするので、性能と値段のバランスから選びました。 5年くらいは持つでしょう。
マザーボード: PRIME H410M-A
ここ10年以上ASUSばかり使っているので、今回もASUS。
後で知ったのですが、ケースのファン・コントロールのソフトウェアがついているのでASUSで良かったです。 ゲーミングは必要ないので、一番安いものをチョイス。
メモリ: W4U2666CX1-8G
16GBあれば十分でしょう。これは値段も手頃なので。
SSD: MX500 CT1000MX500SSD1/JP
録画ファイルは外付けHDDに保存するので、基本的にOSが入れば良いです。 領域が足りなくなるとストレスなので、1TB。
電源: KRPW-BK450W/85+
一番気を使ったのが電源。
ブロンズを選びました。ちょっと「カリカリ」と音がしますがかなり静音です。 実際は外付けHDDのほうが音がします。
BD/DVD ドライブ
OSのインストールやDVDをちょっと見たいときのために付けてあります。 これは手持ちのドライブを流用しました。
USB I/F: USB3.0RA-P4-PCIE
マザーボードにUSB 3.0ポートが二つしかないので、増設します。
これはUSBへの電源をマザーボード経由ではなく、直接PC電源から接続するので安心です。 少しマニアックですが、こういう考慮がある仕様は嬉しい。
キーボード
US配列でコンパクトなものを選びました。
HOMEキーがFnキーとLeftキーの組み合わせなのが残念ですが、概ね満足です。 そんなにバチバチ打ちませんから。
テンキーがあると、Windows HelloでPINを入れるのが楽です。
ディスプレイ
これは以前買ったものを流用です。
ノートパソコンを置いていた場所に、そのまま置けるので良いです。画質も綺麗。 本来はUSB 3.2(type-C)で電源とデータを同時に供給できるはずですが、マザーボード側にUSB 3.2が無い(!)。 電源はアダプタからUSBで供給。データはHDMI接続。ちょっとイケてないですね。
組み上げ中のトラブル
今回は2回ほどトラブルがありました。
一つ目はメモリがしっかり刺さっておらず、電源が入らない。ディスプレイが映らない。 初期不良かと思ってかなり慌てました。
もう一つはマザーボードの背面パネルの金具がHDMIポートに入り込んでしまったことです。 ディスプレイ・ケーブルを差す段になって気付きました。 全部はずして、マザーボードを取り付け直しです。
実際に使ってみて
ケースのファンはそれなりに音がします。ASUSのファン・コントローラで回転を抑えています。これでかなり静音になります。
CPUの性能などは、とても満足です。動画エンコードも速くて快適ですね。
USBにはHDDを4台、オーディオI/F(アナログ音源の録音用)、スピーカー、キーボード、マウス、GT-100などが刺さっています。 やはりUSBポートは足りませんので、ハブでポートを増やしています。