「スコット・ヘンダーソンの」というべきなのか、「トライバル・テックの」というべきなのか、ファースト・アルバムです。 サックスも入ってバリエーションも豊かで、トンガリ系なのに全般的に聴きやすい。お気に入りの一枚です。
スティール・ドラムのサウンドもあったりして、少しほのぼの。 そういう部分からも、ウェザー・レポートの影響が強い気がします。
ギターはアンサンブル重視な感じもなくはない。 なので若干地味にも聴こえますが、弾くときは弾きますね。 実際、結構ゴリゴリ弾いてますから楽しめます。
エフェクト多めのクリーン・トーンのフレーズも多いです。ギター・シンセかも知れません。 こういうサウンドは後のトライバル・テックではあまり聴かれないですね。
“Spears”はブルージー。 もろブルース・アルバムをいくつか出した後の今となっては、ああなるほどとなりますが、こういうちょっとオシャレなブルースも良いです。
CDの入手は少し難しいみたいですね。レコードだとたまに見つかるかもです。ぼくはレコードを探しました。 ちょっと通好みしそうで、あまり売れなったんだろうな、と思います。