最近、Warmothにテレキャスターのボディとネックをオーダーしていて、配線を調べています。(これを書いている時点ではまだ届いていませんが。)
ヴィンテージではなく、いわゆるフツーの配線は以下のようなものですね。 (シリーズ配線を入れるか迷いますが、最初はやめておこうかなと。)
ポットとキャパシターの値はお好みで選ぶわけですが、スタンダードなのはポットは250k, キャパシターは0.02から0.047uFくらい。 トレブリー気味が良ければボリュームポットは500kとか1Mとかを選ぶようですが…。
ぼくの場合はあまりトレブリーを目指さないので、最初は250kくらいで。
キャパシターはどれを選ぶか迷いますが、まあ定番のフィルムコンデンサーで良いかな。オレンジ・ドロップとか。
回路図はLindy Fralinのページが分かりやすかったです。
(脱線) コンデンサーの種類の影響
話が脱線しますが、funk ojisanの動画によればコンデンサーの種類を変えても、ギターのトーン回路では違いは分からないという結論のようです。
上の回路図でも分かりますが、ギターのトーン回路でのコンデンサーはローバスフィルターの役割なので直接ギターの信号が通りません。
まず前提として厳密なことを言えば、コンデンサーの種類を変えれば容量の特性は変化する(材料の中の分極の応答は材料によって異なる)ので、回路を通る音が変わると考えられます。実際に測定器を使いスペクトル解析などやれば違いが分かるかも知れません。
ただそうは言っても、コンデンサーの種類の違いは特性に対して「かなり微妙」な変化です。だから、トーン回路ではその微妙な変化は分かりづらいということだと思います。特に、積極的にコンデンサーで高温を通さずに抵抗を介してコンデンサーが回路にぶら下がっているようなトーンを全開状態でコンデンサーの種類を比較するなら、なおさら分かりづらいということもあるでしょうね。
一方でカップリング・コンデンサーなどは直接信号が通るので、周波数特性の違いの影響を(ローパスフィルターでのコンデンサーよりは)受けやすいと考えられます。 なので、カップリング・コンデンサーにタンタルを選んだりするわけです。