2024年2月2日追記
スラドとOSDN、閉鎖せず受け入れ先募集へ | スラドにあるように、2024年1月31日付の閉鎖はひとまず回避された模様。当面はアクセス可能とのこと。 (恐らく)これを書いている時点で受け入れ先は未定で、喜ぶのはまだ早いと思われる。(追記終わり)
スラド終了のお知らせ | スラドにあるように2024年1月31日でスラドが終了するとのこと。
主にコンピュータ関係のニュース・サイトで、もともとSlahsdot の日本語版(サイト名も/.J (=Slashdot J)だった)としてスタートした。 開始が2001年とのことで、自分もまだまだピチピチしていた頃はこのサイトを読むことから一日が始まったように記憶している。 初期のころは運営会社がVA Linux System Japanだったこともあってか、Linux関係の話題が多かったと思う。 だんだんとコンピュータ以外の話題も増えてきた。 サイト名もいつのまにかスラドに変っていた。そのころから、段々読まなくなっていた。
スラドが終了する背景には、運営会社であるOSDNがなくなってしまったことなどがあるらしい。 20年も経過すれば、様々なことは起こる。 今回の出来事も、そういう時代の流れのひとこまだろう。背景をあまり深く考える必要はないだろう。
2024年2月2日追記
スラドの運営会社であったOSDNの元社長/スラドの創設者である佐渡秀治氏がOSDNを去る時のコメントを読むことができる: 日米OSDN離合集散、苦闘の21年史 – Shuji Sado。
SourceForge.net と GitHub との役割の分析やCVS, Subversion, Gitなどバージョン管理/コード管理ツールの変遷との関連のくだりを興味深く読んだ。 なんとなく分かったつもりいたが、多数のプロジェクトをホスティングしていた人ならではの見方の片鱗が分かるだろう。 また「オープンソース」のムーブメントの裏での荒波を渡ってきたのだということも感じられる。 オープンソースのソフトウェアもあたりまえに使われるようになっているソフトウェア業界の今の状況は、こういう人達のおかげであることは変わらない。(追記終わり)
似た名前のサイトでhttps://yendot.org があった。こちらはDebian JPのメンバーが多かったと思う。 だんだんとメンバーの個人の日記などのリンク記事を引用するような運営になっていた。 さきほど調べたら、ドメインは残っているようだが、yendotは運営されていないようだ。(Wayback Machineでのリンクをつくっておく。)