アンディ・ティモンズの特徴的なディレイ・サウンドは “Halo” (発音は「ヘイロウ」)と呼ばれている。
アンディの場合、このサウンドをKeeleyのペダル・エフェクタで作っている。
これをKeeleyのHalo Delayペダルを使わずに再現する場合はこのページが参考になるかも知れない。
動画を見る限りでは、よく似ていると思う。ただ、私は手元にHalo Delayを持っていないので、実物とどの程度似ているのか実感としては分かっていない。
アンディ・ティモンズが最初にこのサウンドを開発した時は、2台のメモリー・マン・ディレイ・ペダルを直列に使ったものだった。 TimmonsとKeeleyは共同で、このサウンドを発展させたHaloディレイをリリースした。
これらのエフェクト設定は、ペダルのHaloアルゴリズム(Haloディレイのプリセット1)をエミュレートし、ドット付きの8分音符と4分音符のディレイを直列に繋ぐ。 これらの設定は、使用するパッチのBPMにマッピングされるため、アンディが使用するディレイをエミュレートするには、BPMを100前後に設定する必要がある。
Helix向けのパッチの説明は以下の通り:
このダウンロードには、HelixとHX Stompと互換性のある.FAVファイルが含まれています(POD Goとは互換性がありません)。 このサウンドを作るには、2つの’FAV’ファイルが必要です。
Halo Delay 1はドッテッド8thに設定されたDual Delayブロックです。 Halo Delay 2は、4分音符に設定されたVintage Digitalディレイブロックです。
この2つのディレイブロックは、直列に、もう一方の直後に実行するように設計されています。 必要であれば、両方のディレイを1つのボタンにマッピングし、’Halo Delay’というラベルを付けることもできます。 あるいは、’Bradford’セッティングを使って、Bradfordのサウンドをダイヤルすることもできます。 Bradfordのセッティングはよりウォームで、モジュレーションが少し強めです。
こちらの解説も参考になる:
Is it possible to emulate Andy Timmons Halo effect with the Walrus Mako D1 V2? : r/guitarpedalsにより具体的な設定がある( Walrus Audio(ウォルラスオーディオ) / MAKO Series D1 High-Fidelity Delay V2 向け):
私がこれまでに収集したもの
- デュアル・ディレイ・モード
- 分割スイッチ: 付点8分音符の位置で、D1は1/4音符と.1/8リピート
- Time: 100 bpm
- リピート: 10時
- ミックス: 10時
- Mod: 7時
- Tone: 12時
- Age: 10時
- Attack: 11時
- ハース / パンニング: 12時
Haloの最大の特徴は両方のディレイをクロスフィードすることだと思うので、Makoにクロスフィードノブがない限り、あまり近い音にはならないと思います。 HelixとAxeFxはクロスフィードができると思います。
きみは100%正しい! 私はリバーブを少し加えることで、それを回避した。 ただ、自己発振がないHaloみたいな感じだ。 それでも素晴らしいトーンだ!
KeeleyのRobert Keeleyによれば(Any VST delays that can simulate the Keeley Andy Timmons Halo? – Effects Forum – KVR Audio)
入力信号は、サチュレーション・コントロールでノンリニアになり、ローパス・フィルターにかけられる。 フィルタのカットオフ周波数は飽和の量に依存し、2725Hzから8750Hzの範囲である。
サチュレーションされ、フィルタリングされた入力は、Del2に0.75:1の遅延時間比を持つDel1に送られる。 ディレイの出力は、0Hzから300HzのHPFと1000Hzから8750HzのLPFの2つのシングルオーダーフィルターにかけられます。
フィルターされた出力は、最大9msのフルデプスで変調されます。 左のDel1はコサインで変調され、右のDel1は0.1Hzから10Hzの正弦LFOで変調される。 この変調された出力は、フィードバック制御によってスケーリングされ、Del1の入力にフィードバックされる。
飽和しフィルター処理された入力は、Del1出力と組み合わされる。 これらの信号の位相の和は180度変更され、Del2に送られる。 ディレイの出力は、0Hzから300HzのHPFと1000Hzから8750HzのLPFの2つの1次フィルターにかけられます。
フィルタリングされた出力は、フルデプスで15msまで変調される。 Del2のLFOはレートコントロールに基づいており、左右のLFOはサインとコサイン間でクロスフェードする。 基本的に、レートコントロールのスイープ中のあるポイントでは、Del2の左右のLFOは同期するか、90度位相がずれる。 この変調出力は、フィードバック制御によってスケーリングされ、Del2の入力にフィードバックされる。
とある。
ハイカット・ローカットフィルタを通して帯域を狭くして、かつモジュレーションを加えている。
最初にサチュレーションしているのは、デジタルっぽさを低減している狙いだろうか。
モジュレーション・ディレイを使うのが良さそうだ。
ハイカットやモジュレーションは別にしても、2段のディレイ・サウンドはかなり応用が効くと自分は考えている。お試しあれ。