私が現在使っているWindow Managerは Fvwm です。シンプルで気に入っています。
Fvwmに限らず、X11上でEmacsを使っている時に問題となるのが、Alt-TABのKey bindingです。というのもEmacsでは (completion-at-point) に bindされているのです。(completion-at-point) コマンドは特にlispを書くときに補完してくれたりする便利なもののですが、大概のWindow ManagerはWindows OSに倣ってタスクリストにAlt-TABをbindしています。Fvwmも近頃はデフォルト(というかbuilt-in)でWindowsListにbindしています。これでは、Alt-TABはイベントをFvwmに取られてしまい、Emacsにはイベントが渡らないのです。従って、Alt-TABで(completion-at-point)コマンドが使えません。
そこで、Window Manager上ではAlt-TABを無効にして、Emacs本来のKey bindingを活かすことを考えます。それには.fvwm2rc中に
Key Tab A M -
と記述します。
ちなみに、Fvwmのbuilt-inのkey bindingとmouse button bindingは
Key Help R A Popup MenuFvwmRoot Key F1 R A Popup MenuFvwmRoot Key Tab A M WindowList Root c c NoDeskSort Key Escape A MC EscapeFunc Mouse 1 R A Menu MenuFvwmRoot Mouse 1 T A FuncFvwmRaiseLowerX Move Mouse 1 FS A FuncFvwmRaiseLowerX Resize Mouse 2 FST A FuncFvwmRaiseLowerX Move AddToFunc FuncFvwmRaiseLowerX + I Raise + M $0 + D Lower
となっています( Fvwm マニュアルから引用)。
私は WindowListはCtl-Alt-TABに割り当てています:
Key Tab A CM WindowList Root c c NoDeskSort