新型コロナmRNAワクチンの健康被害を調べてみた

mRNAワクチンの健康被害について調べてみた。

(これを書いている時点では、レプリコン・ワクチンは接種が開始されたばかりなので、データはまだ公表されていない。)

今回の動機は私たちは売りたくない! “危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭の2章にあるこのグラフによる:

この本文から引用すると

なんと新型コロナワクチン以外のこれまでの全てのワクチン、接種回数にして軽く10億回は超えているワクチンの健康被害救済制度の認定数(1977年2月から=過去約45年間の累計)を、接種開始からわずか約3年半ほどのコロナワクチンの認定数が大幅に上回ってしまっているのです。

期間のみならず、接種回数において半分にも満たない4億回にも関わらずです。

しかも、申請はされているものの、まだ審議さえされていない事例が多数残っているのです。

これは、途中経過に過ぎません。本稿を執筆中の厚労省の最新情報(2024年8月19日公表データ)では、コロナワクチンの健康被害救済制度の認定数は実に7937件にまで上っており、すでに過去の全てのワクチンの認定件数の2倍以上まで認定されています。

情報のソースを確認

上のグラフの情報源(ソース)は厚労省のページで確認できる。

新型コロナワクチン以外の予防接種健康被害認定者数

まず新型コロナワクチン以外のデータについて。

これは予防接種健康被害救済制度 認定者数|厚生労働省で確認できる。

この表の一番下段が合計になっている。

予防接種による健康被害として認定された総数が3522件、死亡一時金・遺族年金・遺族一時金・葬祭料が認定されたのが151件。

死亡一時金・遺族年金・遺族一時金・葬祭料が認定されたということは亡くなった方が151人ということだ。

「私たちは売りたくない!」の左のグラフの数字と一致している。

新型コロナワクチンの健康被害認定者数

新型コロナワクチンの健康被害認定者数は少し分かりづらいが、疾病・障害認定審査会 (感染症・予防接種審査分科会、感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会)|厚生労働省にある。定期的に更新されている。

注意したいのが新型コロナウイルスの予防接種は分科会が別に設けられている点だ。

審議結果のpdfでも、新型コロナウイルスの予防接種だけの結果が記載されているもの、新型コロナウイルス以外の予防接種に関する審議会の結果も合わせて記載されている2種類がある。

さて「私たちは売りたくない!」の右のグラフの数値の出所は、文中にある通り令和6年8月19日に日付の審議結果にある。

このpdfの最下段を引用する:

赤く囲った部分が「私たちは売りたくない!」の右のグラフの数値と一致する。

(ちなみに新型コロナのワクチンの接種が開始されたのは2021年の5月末だから、接種からに期間が3.5年という根拠がよく分からない。)

これを書いている時点で最新の審議は9月26日開催だ。その結果によれば、健康被害の認定件数は8,180件、死亡認定が843件。一月ちょっとで新たに70人が死亡として認定されている。

調べた範囲ではコロナワクチンによる死亡の認定は令和4年7月25日の審議会が最初のようだ(漏れがあるかも知れない)。

1年あたりに換算してみる

「私たちは売りたくない!」のグラフは期間が異なるので、1年あたりに直してみる。それぞれの数字を45年、3.5年で割っただけだ。

単純計算で、認定者数は新型コロナワクチンが29倍、死亡認定者数は74倍になる。

ブロック太郎さんのブログについて

ブロック太郎さんの公式ブログにコロナワクチンに関するデマについて | 衆議院議員 河野太郎公式サイトというエントリがある。

このなかから引用すると:

予防接種健康被害救済制度に基づく死亡一時金は、2022年12月時点で15人に支給されていますが、これは、本制度が「厳密な医学的な因果関係までは必要とせず、接種後の症状が予防接種によって起こることを否定できない場合も対象」としているためです。

副反応疑い報告制度では因果関係不明とされている事例でも、救済される場合があり、死亡事例の認定が行われたことは、「ワクチン接種が原因で死亡した」こととは異なります。

とある。確かに「死亡認定 = ワクチン接種が原因で死亡と認めた」わけではないだろう。

しかし、これほどまでに死亡認定が多いワクチンに『有効性と安全性が確認されている』というのは無理がある。

おわりに

「私たちは売りたくない!」にも記載があったが、我々の認識として「ワクチンは健康被害はあるものの、その発生はそれほど多くない。多くの場合はかなり安全で、接種するメリットがある」と思ってきた。その認識は上記のグラフの左のような件数であることからも、それほど間違っていなかったと思う。

しかし、その認識は新型コロナワクチンには通用しないというのが、厚労省が公開しているデータからも分かる。

70倍も死亡認定が増えているのに、これを「しれっと」公開しながら禁止しないのが不思議なレベルだと思う。 厚労省は日本人の命を守るよりもワクチンを接種させるほうが大事らしい。

ワクチン推しのみなさんは、死亡認定の数を見ても推しでいられるのだろうか。

きみはそれでもワクチンを打つか